北アフリカ産のラクダの革を、イタリアの革職人がなめしました。ラクダの革の特長は、弾力性があり、やわらかいのに丈夫というところ。きめが粗いにも関わらず、しっとりと手になじむ柔軟性がある。使えば使うほどに味わい深い風合いも出てきます。
ちなみに人類はラクダの革製品を古くから利用していまして、新約聖書におさめられている「マタイの福音書」によれば、洗礼者ヨハネはラクダの革で作った服を着ていたとされています。つい最近の思いつきで、奇をてらって作られたというわけではないのですね。
ラクダの革特有のアンティークな風合いが魅力 きめが粗いですが、ざらざらとした手触りではありません。やわらかーいのです 開くとこんな感じになりますなるほど、素材として魅力的な革を使っているのはわかった。それでは財布としての使い心地はどうでしょうか。
まず、カード入れが多いのが特徴。見開きのところに10枚。お札入れにも6枚の隠しカード収納を搭載。ポイントカードからクレジットカードまで、スマートかつ安全に収納することができます。また、ボックス型のコインケースは大きく開き、かなり使いやすい。
見開きで、カードが10枚入ります お札入れにも6枚の隠し収納が。家のカギや薄いお守りを入れておくのにもよいかもこのカード入れの多さは、やわらかく弾力性に富むラクダの革だからこそ。固い革で同じように作ると、カードや紙幣をたくさん入れると「パンパンになる」、つまり、取り出しにくくなってします。しかし、この財布は紙幣・硬貨・カードを入れても、さっと取り出しやすい。耐久性にすぐれていながら固すぎない、ラクダの革の良さが活きています。
革自体に柔軟性があるので、見た目よりも取り出しやすい ひと目でコインを確認できるので、支払いもスムーズですサイズはおよそ幅11.5×奥行き10×高さ3cm。ブラウン、デザート、ネイビーの3色となっています。落ち着いた色合いはオンオフ選ばずに使えるのではないかと。
価格は1万1880円と、革財布にしてはなかなかお値打ち。外見にも使いやすさにもこだわった二つ折り財布になっています。クオリティーと価格のバランスもよい。強く推薦です。