トロです。失礼します。

ネット上で、次のような記事を読みました。
『甘利明元大臣、テレ東取材を中断し提訴　「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」』
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14149.html

原発事故後２０１１年のテレ東の検証取材に対し、当時野党だった甘利元大臣が、カメラ取材中「経産大臣だった時の原発事故安全管理の怠り」を問われ言葉に詰まり、あげく取材をボイコットしたとの話です。後に、テープの消去も強要したようです。
その為仕方なく、番組では「取材中断となりました」とナレーションを入れ、「空席」を映し放送したとの事。
これに対し甘利氏は、「空席」映像を見て激怒。テレ東にねじ込んで訂正放送を要求し実現。それでは終わらず、更にテレ東と記者等を名誉棄損で提訴したようです。
結果、裁判所は訴えの一部を認め、「恣意的な編集があった」として３３０万円の支払いをテレ東側に命じ、記者とプロデューサーは担当を外され異動になったとの話です。

これが事実だとすると、政治家が自己に都合の悪いマスコミを「懲らしめる」には、まず抗議してねじ込む。その上で瑕疵？を見つけ、裁判で高額を吹っ掛ければよい。との前例が既にできている事になりますね。
本文にもありますが、こんな事態を考慮すれば、メディアは企画段階で二の足を踏むか、取材の足が竦むようになると思います。

しかし、流石と言うか何と言うか、甘利元大臣あるいは自民党。下野中にもかかわらず、マスコミを屈服させるとは凄いですね。ならば権力の座にある今、電波停止発言など行うのは、彼らにとって当たり前の事なのかもしれませんね。

長文失礼