dai のコメント

和み和歌集~別冊~
na85さん、和歌集の編纂お疲れさまです。自分の和歌を他の人がどう見てるか、参考になりました。
けど、この和歌集、失礼ですが、完璧ではないのです。そう、肝心のna85さんの歌がないのです!
ただ、自分の歌を選ぶ訳にもいかないだろうから、僕が選びます!
いざ!

84号
○優しげな 朧月夜の 光浴び 闇に浮かぶ君 儚く微笑む
※na85さんの「愛してる」は「月が綺麗ね」だそうです。月は太陽ほど主張が激しくないので、心の奥にある気持ちを表現するのに便利なんです。(僕もお世話になっております)
朧月には別れを感じさせるものがあります。

○午後からの 陽気降り注ぐ 散歩道 日傘欲しいねと 手かざし微笑む
※こっちは主張の強い太陽の歌。

85号
○出航を 控えた二人に 会話なく 夜霧の中で 再会約して
※短歌いいっすね~!別れの雰囲気と夜霧の情景がマッチしてます。 (僕の以前のコメント再掲)

87号
○里山の 辻の野仏 穏やかに 笑みを湛えし 雨上がりの午後
※濡れた野仏の周りを草木の雫がキラキラ輝かせている光景が目に浮かびます。

91号
〇口元の 所在無げな手と 不安な目 預けてほしい 手を差し出すから
※初めての情事の前の光景かな?

92号
○卒業で 次推すメンは 欠けたまま その存在の 大きさにビビる
※確か大島優子推しでしたよね。次のメンは無理に決めなくていいとおもう。

93号
○女もね 肉食う時代が 来たのよと 脱ぎ だす君の 手に震え見ゆ
※こういう強がり、好き♪

94号
○白波を 背に微笑んだ 君は往き 僕は逆光で シャッターを切る
※笑顔はその時だけのもの。

95号
○花と散る 儚さ含め 好きなんだ? 白状しろよ 実は顔だろ?
※はい、そうです…。

96号
○射し込む陽 夏は夜明けが 早いから 君も隣で 微笑んでいた
※恋人の笑顔で目が覚めるって良いですよね!

98号
○朝夕の 風を涼しく 感じても 自販機 コーヒー 未だ変わらず
※自然のものではなく、機械に季節を感じる都会の風景
○口よりも 語る目を持つ 君だから あえて発されし 言乃葉に打たれ
※こういう人を僕は尊敬しますが、僕はなれない…。

99号
○あと幾つ 寝ると終わるか 夏休み めくる頁に 汗もしたたり
※na85さんなら、宿題は計画的にやっていたはず!
○山に入り 蝉しぐれの下 網を振り いつしか過ぎた 幸せの時間
※僕らが子供のころはまだこんな光景はあったかな?

100号
○うなされて 寝汗かきつつ 見た夢は スリル満点 手に汗握る
※このときのテーマを全て含んでいます。こういう芸当は僕にはできない…。

101号
〇守るべき もの増えたとて 大人なら 組織に埋もれぬ 個人目指すや
〇愛すべき 子らと戯れし 時こそは 子供の心 忘れ給うな
※子供が生まれる予定の僕宛の激励の歌。ありがとうございます!

103号
〇漆黒の 髪と瞳を 晩秋の 淡く柔らかな 陽気が包んで
※混じりけのありようもない漆黒は純粋さの象徴
〇到着の 遅れし吾を 睨んでは 手に吐息 あてる 木枯らしの季節
※こういうのってかわいいから、わざと遅刻したくなるよね♪
〇帰り際 東の空に 赤い月 君も見たのか 携帯が鳴る
※赤い月は情熱。それを二人が共有している…。このあと、ドラマチックな展開が期待できます。

106号
○昏い空 時雨に遭いし 君思い 傘かけたくも 距離が邪魔する
※甘酸っぱくも焦れったい恋の一幕

110号
○初恋に レモンの味は 感ぜねど 唇に残る グロスの感触
※レモンの味は妄想。グロスは実感。

113号
○細雪 ちらつく海辺 寄せる波 肩寄せ並ぶ コートの二人
※距離を縮めるためにわざわざ寒いところを選んだんだ。無意識に…。二人の心の奥底の合意事項。


和歌集が仕上がってからバタバタ作ったので、まだ見逃した名歌もあるかもしれません。ただ、編集して気付いたのですが、社会批評の歌が多くなったような気がして、そこが心配です…。

これで和歌集は完璧に近づいたことと思います。では、皆さん、良いお年を!!

No.190 120ヶ月前

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