>どうせ借金を積み重ねるなら、土壌に栄養を補給して、耕し直す公共投資をやればよかった（よしりん師範のブログ「アベノミクスの限界」より）。

　これは、私やmagomeさんが旧掲示板やこのライジングで何度も言ってきたことですね。

　最近ある本で知ったことなのですが、雅楽で使われる篳篥っていう特殊な笛には消耗品としてのリードをつくるために質のイイ葦が必要なのですが、新名神高速道路建設計画のせいで、良質の葦の産地である淀川河川敷の鵜殿葦原が破壊されようとしているという事案があります。
　まぁこれはアベノミクス以前からの計画なので安倍批判の材料にはならないんですが。
　この鵜殿葦原なみのヨシの産地を日本中に作る方法が実はあると思われます。鴨川・桂川・宇治川・木津川という、淀川に合流する京滋の河川の水が豊富な栄養とともに混ざりあう所だから鵜殿は良い産地なんです。
　だったら河川に山の栄養が混ざるようにすればいいわけです。各河川の源流の山々や河岸に、その地の植生に合った広葉樹（京阪神ならカシやシイ）を植えて落ち葉やドングリが土壌に積もるようにし、さらに地下水が河川に流れ込むようにコンクリート護岸を壊すだけでOKなのです。つまり公共事業の質を変えるだけでいいのですが…。
　日本中でこれをやれば、日本中の河川水が栄養豊かになって農産物の収量が上がり、土壌のミネラルを含むことで栄養価も上がり、食べた人が健康になり、さらに水が海まで流れ込めば漁場も豊かになります。つまり坂の下の土地を耕すには絶対に欠かすことのできない公共事業なのです。

　やらないんだよね～絶対（怒）na85