>>84　叢叡世さん　「児童ポルノ」問題に対する追及を興味深く読まさせていただきました。実は実際に発生している子供に対する性犯罪を含む凶悪犯罪、そして未成年による未成年に対する性犯罪を含む犯罪は実は児童ポルノ法が発足する数十年前から急激に減少し、いまではかつての最高発生件数年の１割以下まで減少して維持している状態です。

さらに言えば児童に対する婦女暴行を含む性犯罪の８割の場合、加害者が親などの近親者なのです。また、児童ポルノ法による検挙数も児童ポルノ法発足前に存在していた青少年保護育成条例によって取締りの対象となっています。

また、性的虐待を含む児童に対する虐待事件の発生件数も昭和３０年代に思春期を過ごした大人が親になってから発生し、さらにその虐待を受けた子らがまた虐待を起すという年代による繰り返しによっておこるそうです。

また、未成年による婦女暴行発生件数が多かった昭和３０年代から昭和４０年代に思春期を過ごした人が現在、未成年者に対する性犯罪の加害者になる場合が多く、おなじ事例が近親者の間でも発生しています。

この例から見ても児童ポルノ法による表現の規制はまったくと言っていいほど児童を犯罪から保護していません。また、日本よりも性に対する表現の規制が厳しい海外の方が未成年者を含む婦女暴行や性犯罪の発生件数が極めて多いことからも表現の規制が性犯罪の発生件数とは関係しないことが明らかです。これは他の犯罪でも同じです。

この児童ポルノ法はかつては辻元清美氏や野中広務氏など、「左派」と言われていた人々が賛成していたはずが現在では「右派」と呼ばれている人々やチャンネル桜や百田氏など、自称保守が支援しています。この性表現の規制は江戸時代を含む平和でいま、彼らが誇りにしているはずの日本の文化が最も発展した時代からさらに遠ざけることとなり、はては日本の国力そのものを衰退させるだけの行為であることに他ならないでしょう。

これぞ、過去の遺産を食い潰していく行為以外の何物でもありません。このままではかつての都条例のように表現の規制が漫画やアニメ、さらにはゲームにまで及んでいくのも時間の問題となり、２０２０年の東京五輪までにコンビニの成人本の完全撤廃もその手始めということなのでしょう。

グローバリズムは日本を北朝鮮や中国のような表現が規制された独裁国家へと突き進めさせるだけである。