大東亜論を読みました。留守政府は学制・徴兵令・地租改正・太陽暦の採用・司法制度の整備・キリスト教弾圧の中止など、近代化政策を積極的に行ってますし、西郷と大久保が対立する要素はあまりないですよね。林房雄が「征韓論が潰れて、一番喜んだのは西郷ではないか」と書いてた記憶があります。西郷が下野した理由は、日本が欧米に侵略されそうな危機的状態にも関わらず、くだらない権力争いをしている大久保らに嫌気がさしたんじゃないかなあと思いました。