>>3 「今も共産党を特別視する環境は変わっていないのでしょうか」というご質問ですが、私はだいぶ変わっていると思いますね。何しろ、共産主義を中心のイデオロギーとして、世界制覇を意図していたソ連は崩壊し、また、同様の国家である中華人民共和国は現在一般の資本主義国家と見分けのつかないような市場経済を重んじ、実行する国家となってしまいましたから。かってはスターリンによるいわゆる「粛清」や、日本でもあさま山荘事件やよど号事件で象徴されるように暴力で対抗勢力をやっつけるという、恐ろしいグループでしたから、「親が共産党に染まらないようにかなり気を使って」いたから当然でした。いまの日本の共産党は、その意味ではやさしい、無害な党になりましたが、本当に共産主義を追求するのか、単に既存勢力に対する反対党なのか、目指すところは不明です。まず、党名の変更から手を付けるべきではないでしょうか。さもないと、まだ、恐ろしい党と疑惑の目を向けられつづけるでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:32175174)
>>3
「今も共産党を特別視する環境は変わっていないのでしょうか」というご質問ですが、私はだいぶ変わっていると思いますね。何しろ、共産主義を中心のイデオロギーとして、世界制覇を意図していたソ連は崩壊し、また、同様の国家である中華人民共和国は現在一般の資本主義国家と見分けのつかないような市場経済を重んじ、実行する国家となってしまいましたから。かってはスターリンによるいわゆる「粛清」や、日本でもあさま山荘事件やよど号事件で象徴されるように暴力で対抗勢力をやっつけるという、恐ろしいグループでしたから、「親が共産党に染まらないようにかなり気を使って」いたから当然でした。いまの日本の共産党は、その意味ではやさしい、無害な党になりましたが、本当に共産主義を追求するのか、単に既存勢力に対する反対党なのか、目指すところは不明です。まず、党名の変更から手を付けるべきではないでしょうか。さもないと、まだ、恐ろしい党と疑惑の目を向けられつづけるでしょう。