今回のライジングを読んで、本当に怒りがこみ上げてきました。酷すぎます。 それと、本当の優しさとは何なのか、と考えてしまいました。一見、「安全だよ、故郷に帰っていいよ」というのは優しいように見えますが、無責任だし、利用しているだけです。「もう帰れないかもしれない」とはなかなか言いにくいことですし、残酷かもしれませんが、相手の為を思うなら伝えるしかないと思うんです。その上で、どう寄り添っていけるかが大切かな、と。 でも表面的な優しさに縋りたくなってしまうのでしょうね。信じたいことを言ってくれる人を求めてしまう。そして、真実を知ってる人も相手に厳しいこと辛いことは言いにくい…。難しい状況ですね。 私の母は小学校中学校に勤めていますが、震災の後、「放射線は怖がらなくてよい」というようなお触れが上からあったそうです。脱原発論(当時はSAPIO連載のもの)を見せていたので、本当は危険だということは理解していましたが、それでも「上の指示に逆らうことはできない」と言っていました。立場上難しいことはわかるので、母を責めることはできませんでした。「自分のできる範囲で危険を伝えてほしい」とだけ伝えました。母の職場の教職員も殆ど脱原発の考えらしく、職員同士では脱原発の話もするようですが、大っぴらには「言えない」のでしょう。 こういうの本当に難しいですね。
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小林よしのりチャンネル
(ID:29143673)
今回のライジングを読んで、本当に怒りがこみ上げてきました。酷すぎます。
それと、本当の優しさとは何なのか、と考えてしまいました。一見、「安全だよ、故郷に帰っていいよ」というのは優しいように見えますが、無責任だし、利用しているだけです。「もう帰れないかもしれない」とはなかなか言いにくいことですし、残酷かもしれませんが、相手の為を思うなら伝えるしかないと思うんです。その上で、どう寄り添っていけるかが大切かな、と。
でも表面的な優しさに縋りたくなってしまうのでしょうね。信じたいことを言ってくれる人を求めてしまう。そして、真実を知ってる人も相手に厳しいこと辛いことは言いにくい…。難しい状況ですね。
私の母は小学校中学校に勤めていますが、震災の後、「放射線は怖がらなくてよい」というようなお触れが上からあったそうです。脱原発論(当時はSAPIO連載のもの)を見せていたので、本当は危険だということは理解していましたが、それでも「上の指示に逆らうことはできない」と言っていました。立場上難しいことはわかるので、母を責めることはできませんでした。「自分のできる範囲で危険を伝えてほしい」とだけ伝えました。母の職場の教職員も殆ど脱原発の考えらしく、職員同士では脱原発の話もするようですが、大っぴらには「言えない」のでしょう。
こういうの本当に難しいですね。