>>59 今週のライジングを感想を書く前に反論させていただきます。 >・皇室は家の継承と違って血統の継承なので、女系継承になると血統が継承できないので まず、解りやすく説明しますと、現在問題となっているのは皇位継承問題であって、皇室の血統である皇統の継承は問題になっていません。 また、女系による継承ですが辞書を調べますと「女系」とは 女子によって受け継がれる系統。また、母方の血統。(大辞林) ということであり、母から息子、または娘への継承という意味となります。よって、我が國、皇統における母から皇位を継承した例は斉明天皇(母)から天智天皇(息子)へと皇位を継承した例と、元明天皇(母)から元正天皇(娘)へと継承した例があり、これが我が國にの皇室における女系継承の例となります。 なお、天智天皇の父である舒明天皇は天智天皇の4代前の天皇であることから天智天皇への皇位を継承したことにならず、元正天皇も父親が天皇ではなかったことから、男系に限定したら皇位継承は現代までに繋がりません。 さらに、補足すれば女性皇太子である孝謙天皇(称徳天皇)は即位した時点でだれが次の天皇になるのか決まっておらず、女性天皇中継ぎ説もこの点からしても完全に間違った歴史認識です。 >排除されているのは男系以外の一般男子 そもそも、美智子皇后が今上陛下とご結婚され里前までは「一般女子」も排除されていました。また、「男系」という概念も江戸時代にはなかった男尊女卑の概念が侵透した明治時代においてであって、それまでは「男系」という概念がありませんでした。これは女性宮家である桂宮淑子内親王が江戸時代において存在したことと、江戸時代にも女性天皇が二人いたことからもお分かりいただけるかと思います。 >・2600年以上続いてきたのは歴史的事実です。先にも述べましたが 残念ながら、それは神武天皇が日本全国を統治した国家の歴史であって、日本そのものの歴史でもなければ皇室の歴史でもありません。 日本及び皇室の歴史は古事記や日本書紀にも記されている通り、日本神話から成るのであって、神武天皇が全国を統治した時期は日本史において歴史の始まりではなく、途中なのです。 その証拠に皇室の系図である明治天皇勅裁の「旧譜皇統譜」でも血統を示す「世系」の第一に女性神であり、皇祖神である天照大神を記しています(イザナミ、イザナギは世系が記されず)。また、神武天皇には「皇統」を記していますが、これは皇位の意味であって、その証拠に皇位についていない日本武尊には「世系」しか記されていません。 もともと、神武天皇から始まる歴史は日本神話を「非科学的」という理由で省いた「天皇制打倒」をほざく、左翼、サヨクなどの自虐史観の方々が自虐史観の歴史教科書にで記したことが始まりで、本来、国家とは別に日本および、皇室そのものの歴史は旧譜皇統譜でも記されているように神話から始まるのであって、皇統自体も皇祖神であり女性神である天照大神から始まる、女系公認の双系なのです。 >女系継承をすると男系が途切れるので一般男子を排除してきた。ここには女性を排除したり女性の地位を低く見ているなどと言うことはありません。 残念ながら、男系男子に限定したのは明治時代の男尊女卑という当時の都合以外の何物でもないのです。その証拠に明治時代、皇位継承を憲法に定める時にその理由を男尊女卑にあると当時の政府関係者が明確に記しています。 「我国の現状、男を以て尊しとなし、之を女子の上に位せり。今皇婿を立て、憲法上女帝を第一尊位に置くも、通国の人情は制度を以て之を一朝に変ずる能はざる者なるが故に、女帝の上に一の尊位を占るの人あるが如き想を為すは、日本国人の得て免るゝ能はざる所なるべし。豈皇帝の尊厳を損ずることなきを得んや。」 (島田三郎)嚶鳴社「女帝を立るの可否」 これは首相官邸HPの平成17年有識者会議報告書でも詳細が記されているのでそちらをお調べいただければわかると思います。 我が國の皇室は世界においてただ一つ、神話から成る皇室であって、さらには世界における神話でも唯一、女性神が最高神であり皇祖神であるという世界最古かつ、神話から成る最長の歴史を持つ國であって、その國の象徴であり、元首である皇室の歴史をありもしない「伝統」で縛ろうとすること自体、無知から成る逆賊行為であるとみなしますが、如何でしょう?
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>>59
今週のライジングを感想を書く前に反論させていただきます。
>・皇室は家の継承と違って血統の継承なので、女系継承になると血統が継承できないので
まず、解りやすく説明しますと、現在問題となっているのは皇位継承問題であって、皇室の血統である皇統の継承は問題になっていません。
また、女系による継承ですが辞書を調べますと「女系」とは
女子によって受け継がれる系統。また、母方の血統。(大辞林)
ということであり、母から息子、または娘への継承という意味となります。よって、我が國、皇統における母から皇位を継承した例は斉明天皇(母)から天智天皇(息子)へと皇位を継承した例と、元明天皇(母)から元正天皇(娘)へと継承した例があり、これが我が國にの皇室における女系継承の例となります。
なお、天智天皇の父である舒明天皇は天智天皇の4代前の天皇であることから天智天皇への皇位を継承したことにならず、元正天皇も父親が天皇ではなかったことから、男系に限定したら皇位継承は現代までに繋がりません。
さらに、補足すれば女性皇太子である孝謙天皇(称徳天皇)は即位した時点でだれが次の天皇になるのか決まっておらず、女性天皇中継ぎ説もこの点からしても完全に間違った歴史認識です。
>排除されているのは男系以外の一般男子
そもそも、美智子皇后が今上陛下とご結婚され里前までは「一般女子」も排除されていました。また、「男系」という概念も江戸時代にはなかった男尊女卑の概念が侵透した明治時代においてであって、それまでは「男系」という概念がありませんでした。これは女性宮家である桂宮淑子内親王が江戸時代において存在したことと、江戸時代にも女性天皇が二人いたことからもお分かりいただけるかと思います。
>・2600年以上続いてきたのは歴史的事実です。先にも述べましたが
残念ながら、それは神武天皇が日本全国を統治した国家の歴史であって、日本そのものの歴史でもなければ皇室の歴史でもありません。
日本及び皇室の歴史は古事記や日本書紀にも記されている通り、日本神話から成るのであって、神武天皇が全国を統治した時期は日本史において歴史の始まりではなく、途中なのです。
その証拠に皇室の系図である明治天皇勅裁の「旧譜皇統譜」でも血統を示す「世系」の第一に女性神であり、皇祖神である天照大神を記しています(イザナミ、イザナギは世系が記されず)。また、神武天皇には「皇統」を記していますが、これは皇位の意味であって、その証拠に皇位についていない日本武尊には「世系」しか記されていません。
もともと、神武天皇から始まる歴史は日本神話を「非科学的」という理由で省いた「天皇制打倒」をほざく、左翼、サヨクなどの自虐史観の方々が自虐史観の歴史教科書にで記したことが始まりで、本来、国家とは別に日本および、皇室そのものの歴史は旧譜皇統譜でも記されているように神話から始まるのであって、皇統自体も皇祖神であり女性神である天照大神から始まる、女系公認の双系なのです。
>女系継承をすると男系が途切れるので一般男子を排除してきた。ここには女性を排除したり女性の地位を低く見ているなどと言うことはありません。
残念ながら、男系男子に限定したのは明治時代の男尊女卑という当時の都合以外の何物でもないのです。その証拠に明治時代、皇位継承を憲法に定める時にその理由を男尊女卑にあると当時の政府関係者が明確に記しています。
「我国の現状、男を以て尊しとなし、之を女子の上に位せり。今皇婿を立て、憲法上女帝を第一尊位に置くも、通国の人情は制度を以て之を一朝に変ずる能はざる者なるが故に、女帝の上に一の尊位を占るの人あるが如き想を為すは、日本国人の得て免るゝ能はざる所なるべし。豈皇帝の尊厳を損ずることなきを得んや。」
(島田三郎)嚶鳴社「女帝を立るの可否」
これは首相官邸HPの平成17年有識者会議報告書でも詳細が記されているのでそちらをお調べいただければわかると思います。
我が國の皇室は世界においてただ一つ、神話から成る皇室であって、さらには世界における神話でも唯一、女性神が最高神であり皇祖神であるという世界最古かつ、神話から成る最長の歴史を持つ國であって、その國の象徴であり、元首である皇室の歴史をありもしない「伝統」で縛ろうとすること自体、無知から成る逆賊行為であるとみなしますが、如何でしょう?