映画が好きなこともあってフランスとアメリカのランデブーというと、思い出すのがルネ・クレール「奥様は魔女」です。ヴェロニカ・レイクは顔立ちにオランダ・アイルランド系である事を残しながらも、フレンチ美女風に着飾っていた記憶。初来日時にはっちゃけていたウクライナ美人のミラ・ジョヴォヴィッチも好きですけどね。ベッソンの映画はともかく。 アメリカのリベラリズムはピューリタニズムの影響が大きいと思いますが(フランス革命からは何人も逃れられないとしても)、70年代以降はフランスの現代思想が東部の大学で流行して、例えばイェール学派を形成して、同時に民主党の内部力学も労働組合から知識層に移行していくという事があって、フランス的なフレーバーがありますね。EUテクノクラート的なトップダウンの理想主義というか。中道を排した論理が奇妙に呪術的に感じられるところとか。論理が行き過ぎると呪術になる。というわけなので、菊地さんのバンドコンセプトやそれを一貫する活動を呪術的に感じる人は多いのではないでしょうか?
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。
音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。
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映画が好きなこともあってフランスとアメリカのランデブーというと、思い出すのがルネ・クレール「奥様は魔女」です。ヴェロニカ・レイクは顔立ちにオランダ・アイルランド系である事を残しながらも、フレンチ美女風に着飾っていた記憶。初来日時にはっちゃけていたウクライナ美人のミラ・ジョヴォヴィッチも好きですけどね。ベッソンの映画はともかく。
アメリカのリベラリズムはピューリタニズムの影響が大きいと思いますが(フランス革命からは何人も逃れられないとしても)、70年代以降はフランスの現代思想が東部の大学で流行して、例えばイェール学派を形成して、同時に民主党の内部力学も労働組合から知識層に移行していくという事があって、フランス的なフレーバーがありますね。EUテクノクラート的なトップダウンの理想主義というか。中道を排した論理が奇妙に呪術的に感じられるところとか。論理が行き過ぎると呪術になる。というわけなので、菊地さんのバンドコンセプトやそれを一貫する活動を呪術的に感じる人は多いのではないでしょうか?