>>1 ビートルズの成功について、マッカートニーは後年「僕らの年から英国で徴兵制がなくなった。ビートルズはその運を引き込んだんだ」と言っています。僕はマッカートニーというのはタレ目で、うるさいこと(ジョンレノンのように)を言わないので、いわゆる「天然」なのか?と高校生ぐらいまで思っていたのですが、発言集が出ても良いぐらい金言を残していますね。 一昨年かなんかにワイアードのインタビューで「100の<よくある質問>に答える」という企画を動画でやっていて、どの質問に対しても「これは、僕より正しくて詳しい人がいるから、その人に聞いて」みたいなことを言っていて、全く衰えてねえな。と思いましたが、その時「楽譜は読める?」という、21世紀も20を経てパンデミックも乗り越えたのに、まだ今?と驚愕しましたが、マッカートニーの答えは「コードネームは読めるけど、お玉杓子=五線譜は読めないんだ。少しは読めるけど、、、、、簡単なのを、ゆっくりゆっくりなら読めるっていうだけ」と、0ジョークの、呆気に取られるほどまともな回答をしたので「こんなんしてるから、永遠にこのといが繰り返されるんだ」と納得しましたが笑。 そのれに続き、「やはり」という感じで、こう言っていました「ヨーロッパの家ってのは、どこにでもクラシックの楽器とレコードがあるもんなんだよ。だから子供の頃からそういうのは頭に入ってたね。その上で、ロックンロールにハマった」と言いました。これはさっきと逆で、この発言の意味は、20%ぐらいしか読解できないだろうな案件です。ジョンレノンには、そういうものが入ってなかったと思いますね。「アイアムダウォーラス」はLSD作品と言って良く、抜いてからは(それこそ9「ジョンとヨーコのバラード」みたいな、ダウンタウンブギウギバンドみたいな(宇崎&阿木は天才ですが)感じのシンプルロックンロールをやったりするので(曲名に「ヨーコ」が入っているので「港のヨーコ、横浜横須賀」と近藤するのかもしれません。「港のヨーコ」に似てるのはヘイブルドッグですが)、おっしゃる通り、相当面の皮が厚く、どうしてもっと、ビートルマニアの評論家なんて地球上に何億人もいるのだから、あの勇気とブラックジョーク(2人とも、そうとは思っていなかったはずで、ジョンはラヴそのもの、ヨーコはフルクサスのポップ形ぐらいに思っていたと思いますが。結局、「興奮していた」という意味で、むしろベートーベンやショパンといった人々の<恋への狂い方>を、マッカートニーよりもジョンが持っていたと思います)。 「バキる」は、銚子市に住んでいた頃の、銚子のスラングで、それは愚直なまでに「割り箸や木の棒をバキッと折る」という擬音から来ており、バキッとやっちまえとか、バキらせちまえ、というような形で、朝鮮高校の悪いのが主に使っていました。若干、ですが、覚醒剤を使用した時の目の沸り(たぎり)、といったニュアンスも含んでいたように思いますが、彼らから聞いたことはありません。 東京に来てから、誰に行っても意味が通じなかったので、しばらく使わなかったんですが、ここ数年で俄かに「バキらせる」を耳にするようになって(主に、吉本の芸人から)、「ああ、関西ではバキッと行くんだろうな、昔からな。鶴橋とかからかな。シャブもいっぱいあっただろうし」とか思っていたんですが、どうやら「グラップラー刃牙(ばき)」という総合格闘技がテーマの劇画(漫画?)が由来らしい、と、耳目に挟みまして、検索してみたら確かに出てきたんですが、例によって劇画も漫画も、極めて稀にしか読まないので(成人してからガッツリ全巻読んだのは「哭きの竜」「スーパーズガン」ぐらい、、、、ですかね麻雀ばっかりです)、そのグラップラーがどうかっこいいとかどう強いとか全く知らず笑、流行?に乗っているわけです。 おっしゃる通り、チャーチルは、ヒトラーやゲバース、スターリンや東条や吉田茂などに比べると、動画数が少ないと目されてきたんですが、今はもうとにかくAIによる再生とリマスタリングの天国というか地獄というか、20世紀では考えられなかったほどのチャーチルの画像や動画が、超細密とかいうのかな、8Kダウンコンバートの画質で見られるので、チャーチル見放題です(ゲーリーオールドマンの失敗も、数年差の運だったと思いますね)。 そこからみて取れるチャーチルは、バキっているというより、物凄い闘志のまま、常に半分ニヤケけてるんで笑、マニエリスとのようではなかったですね笑。
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。
音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。
(著者)
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ビートルズの成功について、マッカートニーは後年「僕らの年から英国で徴兵制がなくなった。ビートルズはその運を引き込んだんだ」と言っています。僕はマッカートニーというのはタレ目で、うるさいこと(ジョンレノンのように)を言わないので、いわゆる「天然」なのか?と高校生ぐらいまで思っていたのですが、発言集が出ても良いぐらい金言を残していますね。
一昨年かなんかにワイアードのインタビューで「100の<よくある質問>に答える」という企画を動画でやっていて、どの質問に対しても「これは、僕より正しくて詳しい人がいるから、その人に聞いて」みたいなことを言っていて、全く衰えてねえな。と思いましたが、その時「楽譜は読める?」という、21世紀も20を経てパンデミックも乗り越えたのに、まだ今?と驚愕しましたが、マッカートニーの答えは「コードネームは読めるけど、お玉杓子=五線譜は読めないんだ。少しは読めるけど、、、、、簡単なのを、ゆっくりゆっくりなら読めるっていうだけ」と、0ジョークの、呆気に取られるほどまともな回答をしたので「こんなんしてるから、永遠にこのといが繰り返されるんだ」と納得しましたが笑。
そのれに続き、「やはり」という感じで、こう言っていました「ヨーロッパの家ってのは、どこにでもクラシックの楽器とレコードがあるもんなんだよ。だから子供の頃からそういうのは頭に入ってたね。その上で、ロックンロールにハマった」と言いました。これはさっきと逆で、この発言の意味は、20%ぐらいしか読解できないだろうな案件です。ジョンレノンには、そういうものが入ってなかったと思いますね。「アイアムダウォーラス」はLSD作品と言って良く、抜いてからは(それこそ9「ジョンとヨーコのバラード」みたいな、ダウンタウンブギウギバンドみたいな(宇崎&阿木は天才ですが)感じのシンプルロックンロールをやったりするので(曲名に「ヨーコ」が入っているので「港のヨーコ、横浜横須賀」と近藤するのかもしれません。「港のヨーコ」に似てるのはヘイブルドッグですが)、おっしゃる通り、相当面の皮が厚く、どうしてもっと、ビートルマニアの評論家なんて地球上に何億人もいるのだから、あの勇気とブラックジョーク(2人とも、そうとは思っていなかったはずで、ジョンはラヴそのもの、ヨーコはフルクサスのポップ形ぐらいに思っていたと思いますが。結局、「興奮していた」という意味で、むしろベートーベンやショパンといった人々の<恋への狂い方>を、マッカートニーよりもジョンが持っていたと思います)。
「バキる」は、銚子市に住んでいた頃の、銚子のスラングで、それは愚直なまでに「割り箸や木の棒をバキッと折る」という擬音から来ており、バキッとやっちまえとか、バキらせちまえ、というような形で、朝鮮高校の悪いのが主に使っていました。若干、ですが、覚醒剤を使用した時の目の沸り(たぎり)、といったニュアンスも含んでいたように思いますが、彼らから聞いたことはありません。
東京に来てから、誰に行っても意味が通じなかったので、しばらく使わなかったんですが、ここ数年で俄かに「バキらせる」を耳にするようになって(主に、吉本の芸人から)、「ああ、関西ではバキッと行くんだろうな、昔からな。鶴橋とかからかな。シャブもいっぱいあっただろうし」とか思っていたんですが、どうやら「グラップラー刃牙(ばき)」という総合格闘技がテーマの劇画(漫画?)が由来らしい、と、耳目に挟みまして、検索してみたら確かに出てきたんですが、例によって劇画も漫画も、極めて稀にしか読まないので(成人してからガッツリ全巻読んだのは「哭きの竜」「スーパーズガン」ぐらい、、、、ですかね麻雀ばっかりです)、そのグラップラーがどうかっこいいとかどう強いとか全く知らず笑、流行?に乗っているわけです。
おっしゃる通り、チャーチルは、ヒトラーやゲバース、スターリンや東条や吉田茂などに比べると、動画数が少ないと目されてきたんですが、今はもうとにかくAIによる再生とリマスタリングの天国というか地獄というか、20世紀では考えられなかったほどのチャーチルの画像や動画が、超細密とかいうのかな、8Kダウンコンバートの画質で見られるので、チャーチル見放題です(ゲーリーオールドマンの失敗も、数年差の運だったと思いますね)。
そこからみて取れるチャーチルは、バキっているというより、物凄い闘志のまま、常に半分ニヤケけてるんで笑、マニエリスとのようではなかったですね笑。