ビュロー菊地チャンネル

欧州各国のフットボールチームの観客の中で最も歌の上手さが際立って、しかもその人数が多くいるのは圧倒的にブリティッシュの各チームです。

短いchantは勿論、ある程度長いshe loves you のようなsongについても、試合の流れも含めた歌い出しのタイミング、休符の正確性を含むリズム感、音程、そして菊地さんの文中にもある和声感覚も全て基本装備している文化は、「古典界の大物」がパーセルとエルガーだけと言われる中でむしろ際立っています。
(テレビ観戦ですが)長年聴き慣れていることもあって英国系の合唱から「ファシズム」を感じることはなく、あの「戒厳令」による無観客シーズンにむしろ全体主義や共産主義を感じましたね。

観客席には、2時大戦中のドイツやロシアアバンギャルド風(だけではなかったはずですが)の如き「応援幕(主にBLM標語)」が多数設置され、試合開始の笛とともに選手全員が
(たしかアメフトの選手が星条旗演奏中に抗議行動として行っていた)
地面に膝をつくポージングを10秒ほどしてから試合を始める光景にも、それについて多くの人が黙っている風潮にも少なくとも僕には全体主義を感じましたね。

唯一コートジボワールの選手だけが「膝立て」をせず立ちすくんでいましたが。

No.5 14ヶ月前
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  • <菊地成孔の日記 2025年6月29日記す>

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