リュウアチャチャー のコメント

「スペインの宇宙食」のヤクザと漁師の喧嘩のシーンですよね。福田さんが全額ベットしたのは。
 個人的に2000年代は、福田、坪内両氏が読書における導師でした。お二人の師匠(江藤淳、福田恆存)の本、二人が褒めた本、貶した本、随分読みました。
 福田さんは、著書によるとパンクバンドをやっていたこともあるそうで、パンク、イギーポップやアレックスチルトンが好きなようでした。日本人だと鮎川誠さんがいたサンハウスとかルースターズ。ルースターズの大江さんにはen-taxiに小説を書かせてました。これらのミュージシャンには岡惚れって感じは受けませんでした。
 菊地さんと南博さんが二人でNHKの番組でマイルスの曲を演奏しているのを見てTwitterでつぶやいていたのを覚えています。Twitterでは音楽のことをよくつぶやいていましたね。
 お二人とも他ジャンルで文章の面白い人を紹介するのが得意で、僕もそれの導きで、洲之内徹、野見山暁治(野見山さんは義理の弟の田中小実昌より文章が上手い、絵はよく分からないけれど文章は凄いと福田さんは言った)、塩山芳明(日本のセリーヌと福田さんは言った)、鈴木清順、石原裕次郎(慎太郎より良い文章を書くと坪内さんは言った)、立川談春等々、を読みました。
 菊地さんも南さんも他ジャンルから凄玉の書き手が現れた、との思いから、引き摺り回したのかなあ。岡惚れだったんですね。
 角川句会は菊地さんや近田さんをゲストに呼んだり、菊地さんの前の回は政治家(現経済産業大臣!)を呼んだり、とても面白かったですね。ゲンロンロックフェスって角川句会なんですね。気づかなかった。
「菊地成孔さんは音楽界が生んだ細野晴臣以来のスターですね。」「菊地成孔氏は名文家ですね。」
福田さんが菊地さんの事を語った言葉、時々思い出します。

No.4 1ヶ月前

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