change のコメント

1.事件の勃発
  パレスティナの軍事過激派ハマスが突然イスラエルを襲撃した。
  *中国主導でイランとサウジの外交関係を樹立
  *米国主導でイスラエルとサウジが和解に向けた外交が展開していた
  中東和解が大きく進もうとしていた時の戦争勃発である。
  国境に近い農村で野外コンサートが開かれている中で、外国観光客が虐殺され
  誘拐された。9.11に準じるテロ行為と準じるとしてイスラエルは宣戦布告した。
2.中国の対応
  関係者に「冷静と抑制」を保つように呼び掛けたが、直接的にハマスを批判することは
  結局しなかった。
  中国はイスラエルと国防に関与したハイテク分野での協力が進み、イスラエルとは蜜月
  状況にありながら、米国・イスラエルの呼応に応えなかった。
3.問題点
  中国がハマスのテロ行為に対して毅然とした態度をとっていれば、米中関係の先鋭化を
  避けられたかもしれない。テロ行為を批判しなければ中国はパレスティナ側に立ち、
  中国が標榜する「公正・中立」とは程遠く、中国が国際関係で「公平・中立」国家と
  みなされることはないのでしょう。
4.中国に対する具体的影響
  一帯一路に対し、イタリアだけでなくフィリッピンも一帯一路から撤退することを表明した。
  フィリピンは中国の支援がなくとも、米国と日本による支援が世界銀行、JICA,アジア
  開発銀行を通じて、支援が受けられと割り切ったようであるが、中国が大人になって
  ウインウインから人道的支援を入れていかなければ、グローバルサウス国は中国から
  離れていくのでしょう。

No.1 12ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細