オープンソース・インテリジェンス(OSINT)の調査員たちは公開されたデータを利用しノルドストリーム爆破に関する公表情報の細部を立証したり誤りを指摘している。 OSINTの情報は水上の船舶航行追跡データを用いることによって仮説を検証したり補強するものであるが、事件が起きている場所は水中であり疑惑を解明することに役立っていると思えない。 疑惑の船は全長15mであり、パイプラインを破壊する水中爆破装置と十分な爆薬を積載できない。 水中の解明なくしては真実に届かない。破損したパイプの詳細な画像があれば水中で起きたことの概要は理解できるのでしょう。 水面下のことは情報機関(捜査当局)が多くのデータを持っているがスウェーデンとデンマークの捜査当局はコメントを拒んでいる。両国が拒むということはウクライナの仕業ではないとみている。確信が得られない限り、真相は明らかにならない。 一番問題なのは、「不確かな情報によるリスク」の高さである。 この問題の核心は欧州の人々の中に拡散する不安、緊張、怒りを利用していることである。 米国の仕業とすれば、ロシア、中国の思惑通り、米国とEUとの相互不信に利用できる。 ロシアの仕業であればEUのロシア不信がさらに深まる。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
オープンソース・インテリジェンス(OSINT)の調査員たちは公開されたデータを利用しノルドストリーム爆破に関する公表情報の細部を立証したり誤りを指摘している。
OSINTの情報は水上の船舶航行追跡データを用いることによって仮説を検証したり補強するものであるが、事件が起きている場所は水中であり疑惑を解明することに役立っていると思えない。
疑惑の船は全長15mであり、パイプラインを破壊する水中爆破装置と十分な爆薬を積載できない。
水中の解明なくしては真実に届かない。破損したパイプの詳細な画像があれば水中で起きたことの概要は理解できるのでしょう。
水面下のことは情報機関(捜査当局)が多くのデータを持っているがスウェーデンとデンマークの捜査当局はコメントを拒んでいる。両国が拒むということはウクライナの仕業ではないとみている。確信が得られない限り、真相は明らかにならない。
一番問題なのは、「不確かな情報によるリスク」の高さである。
この問題の核心は欧州の人々の中に拡散する不安、緊張、怒りを利用していることである。
米国の仕業とすれば、ロシア、中国の思惑通り、米国とEUとの相互不信に利用できる。
ロシアの仕業であればEUのロシア不信がさらに深まる。