フレデイ タン のコメント

ハンナ アーレントはドイツ系ユダヤ人ですから、ヒットラーがユダヤ人をジプシーと同様に血が汚れているという理由でゲルマン民族の血の浄化のために殺したのを絶対に許すことが出来なかった筈です。そして更に許せないのは、普通のドイツ人が権力と協力してユダヤやジプシーを強制収容所に収容するのに狂喜した事実です。

彼女がこのドイツの狂気に「全体主義」という言葉を冠して告発のレポートを出したのであれば、私はより説得性が増したと思うのですが、彼女は本の売れ行きをも考えたのでしょう、スターリンの体制をも全体主義で括ったところに私は違和感を感じます。

といいますのも、血の浄化を真っ先に取り上げたのは米国の財閥でそれをそっくり引き継いでヒットラードイツは民族浄化の狂気に上り詰めたからです。そして汚れたちのスラブのソ連に大乱入したのですから。

明治維新以降敗戦に至るまで日本は朝鮮人と中国人をことのほか蔑視し、大陸に出征した日本陸軍将兵が中国民間人を日本刀で首切り行った残虐はナチスの民族浄化に共通する面が無いとは言えないのです。

言いたいことは、全体主義の条件には侵略戦争と民族浄化が少なくとも欠かせないということです。

日本は野田政権以降「嫌中」をことさらにキャンペーンしてきました。このキャンぺーンが一段階上がると全体主義に突入するということです。岸田政権は明日にもワシントンで全体主義突入宣言するのです。

No.8 20ヶ月前

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