酔いどれカエル坊主 のコメント

自虐史観が浸透した日本人らしい理由、いったい何だろうと気になり、今号のゴー宣を読み進めて、後半部分で、腑に落ちました。
「タイパ」についてコメントで書いてくれた人がいましたが、同じく気になりました。
ファスト映画というのですか、物語の要点だけ切り取って短時間で映画やテレビの録画を見る手法、味気無くて何とも薄っぺらくて気味が悪いです。見たいものだけ見たい、知りたいものだけ知りたい、後は全部すっ飛ばす。成程、本物の弱者が浮き彫りにならず、救済されない訳です。戦後の洗脳の行き着く先は、効率良い思考をした者だけが生き残れるいわば選民思想の浸透によって完了してしまうのか、そんなの絶対にして欲しくないです。

コメント欄で映画についてコメントされた読者の方がいました。最近、今多くのメディアで話題のオリジナル作品のアニメ映画を観てきましたが、ネタバレになってしまうといけないからタイトルについてはぼかしますが(笑)。話がサクサク進みすぎて内容があまり頭に入ってこなかったというのが正直な所でした。震災をテーマにはして真正面から取り組んだとありますが、少女の祈りでそこに住んでいる人が救われるというのも私にはピンときませんでした。東日本大震災を天罰だったと言った某知事がいましたが、あれに似たような臭いがして私は今一つ乗れませんでした。
レビューも私と同じモヤモヤを感じた方が見られ、そこは安心(笑)でしたが、映像は良かったので高評価が当然ながら多かったですが、高評価5のコメントの中に1、2(という低評価)を付ける奴は信じられないとか、そんな奴はクソだとか、低評価をした者をdisる行為をする者が私の思う限り多く見られました。もちろん素直に感動して5を付けたという人もちらほらいましたが。
漫画原作だろうが、オリジナルだろうが、アニメだろうが実写だろうが、高評価の低評価をdisる行為によって作品が価値の高いと持て囃される、もっと言えば“強いられる“そればっかりが横行するなら、映画業界、エンタメ界隈は持たないのではないかと危惧します。漫画原作はダメでオリジナル作品は“許してやる“という考え方は、一種の選民意識がして不愉快です。

日本にはこの国あるいは共同体を立て直すという気概で作品を作る人物が皆無になってしまったのかと想像すると恐ろしく思います。周囲のハッピーエンドでほっこりする話や絶望感に打ちひしがれてそれで終わってしまう話の作品ばっかりで、見た人に希望と活力を与える作品が枯渇したら、その影響される人が増えたらこの国はどうなってしまうのか。エンタメ業界の人はもっとよく考えて欲しいと思います。

No.50 24ヶ月前

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