p_f のコメント

ご案内の「ビデオニュース」を視聴させて頂いたが、聞き手・神保哲生氏への違和感が残るばかりだった。何故ストレートな米国批判が全く出てこないのか。ネオコンだの、戦争研究所だの、ヌーランドだのを挙げるも決して「コイツらが諸悪の根源だ」とは発されない。今となっては、「力による一方的な現状変更」の挙に出たのはウクライナ政府であり、ロシアはそれに抵抗したに過ぎないのは明白だ。要は、ウクライナ政府の裏で糸を引く米国が始めた戦争と言っていい。真っ先に糾弾/制裁すべきはウクライナと米国でないか。神保氏もそれを先刻ご承知なのか、薄々感付いているレベルなのか存じないが、その方向でストレートに発することができないのは、結局、意識的でないにせよ米国への忖度故だろう。

在野の知識人 大地舜氏が最新ウクライナ情勢を伝えるYouTubeの最後に語られた言葉が重く圧し掛かる-

「トランプ大統領は、戦後初めて横田の米軍基地に舞い降りた。トランプ氏は公然と日本を属国あるいは植民地扱いしたわけだ。
マッカーサーは敗戦後の日本に、横田基地に舞い降りた。その時と今も何も変わっていないのだ、ということをトランプ氏は堂々と日本に対して意思表示した。これが欧米の本音だ。米国の支配者たちの本音だ。先達て横田基地経由でやって来たバイデン大統領も日本を米国の植民地だとしか思っていない。ウクライナも、彼はロシアの弱体化のための道具だとしか思っていない。そのような無礼者のバイデン政権に対して、日本政府は相も変わらず土下座外交を続けている。日本は欧米によって弱体化されたが、それが一番よく分かるのは、このような米国の大統領二人の無礼な振る舞いに対して、怒る日本人が非常に少ないことだ。日本の評論家やマスメディアは、全くこのことを気にしていないようだ。これは日本人に覇気が無くなってしまったことを示している。覇気とは「やる気」「気力」「元気」だが、日本人に覇気が無くなった原因は、太平洋戦争に負けた後、77年間も地位協定などという不平等条約に甘んじて、冷戦が終わって不要になった日米安保条約を、いまだに押し頂いている日本政府の姿が原因だろう。日本人の元気を取り戻す、覇気を取り戻すには、中国を見習う必要があるのかもしれない。中国は不平等条約を破棄して、香港等の植民地を取り戻している。日本も米軍基地という土地の割譲などはやめて、日本の制空権も取り戻して、地位協定なども破棄することが非常に大事だろう。つまり、日本は、日米安保条約を早急に破棄して、真に独立国になることが覇気を取り戻す大事な要件だと考える。アーネスト・サトウが恐れた侍たちが、まだ日本に居るはずだ。」

No.12 28ヶ月前

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