ライジング、ゴー宣 から 吉野家のお話から、男系男子派の問題を深掘りしていかれるとは、思ってもいないことでした。 エディプスコンプレックスならぬ道鏡コンプレックスとは言い得て妙ですね。心配で不安で仕方ないのでしょう。 人間の顕在意識は5パーセントで後は無意識(潜在意識)の95パーセントであるとするなら、なかなか人というのは困難なものです。ただ、無意識にある感情を顕在意識にひきあげれば、かなりその感情は客観視され、それが、否定的な感情である場合は、緩和される方向になっていきます。しかし、無意識のままであるなら、いつまでもそこから脱却することはできず、不安などは、そのまま引き継がれていきます。 男尊女卑をこの文脈でとらえるとするならば、無自覚の男性にこのような不安が脈々と受け継がれてきたのも納得がいきます。しかし、彼らは、女性が強くなるのを無意識に恐れているので(不安)それを、顕在意識において認めようとしません。あれこれと、もっともらしい理屈をつけ「伝統」と名付け正当化します。それは、すなわち、自身をたもつことの必須なのです。このように考えると、彼らはアイデンティテーの中に溶解している男尊女卑に目を向けず女系女性天皇を否定し続けることでしょうから、甚だやっかいです。自己の心の生死に関わりますから。 彼らが彼らの持つ男尊女卑の気持ちを意識化したとき、初めて解決の一歩となるかもしれません。 自分の痛いところを意識化すると言うことは、非常に過酷で痛いことですが。 それを思うと、『辻説法 恋愛論』における先生の女性に対する情の深さよ。
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ライジング、ゴー宣 から
吉野家のお話から、男系男子派の問題を深掘りしていかれるとは、思ってもいないことでした。
エディプスコンプレックスならぬ道鏡コンプレックスとは言い得て妙ですね。心配で不安で仕方ないのでしょう。
人間の顕在意識は5パーセントで後は無意識(潜在意識)の95パーセントであるとするなら、なかなか人というのは困難なものです。ただ、無意識にある感情を顕在意識にひきあげれば、かなりその感情は客観視され、それが、否定的な感情である場合は、緩和される方向になっていきます。しかし、無意識のままであるなら、いつまでもそこから脱却することはできず、不安などは、そのまま引き継がれていきます。
男尊女卑をこの文脈でとらえるとするならば、無自覚の男性にこのような不安が脈々と受け継がれてきたのも納得がいきます。しかし、彼らは、女性が強くなるのを無意識に恐れているので(不安)それを、顕在意識において認めようとしません。あれこれと、もっともらしい理屈をつけ「伝統」と名付け正当化します。それは、すなわち、自身をたもつことの必須なのです。このように考えると、彼らはアイデンティテーの中に溶解している男尊女卑に目を向けず女系女性天皇を否定し続けることでしょうから、甚だやっかいです。自己の心の生死に関わりますから。
彼らが彼らの持つ男尊女卑の気持ちを意識化したとき、初めて解決の一歩となるかもしれません。
自分の痛いところを意識化すると言うことは、非常に過酷で痛いことですが。
それを思うと、『辻説法 恋愛論』における先生の女性に対する情の深さよ。