昭和43号 のコメント

『恋愛論』やっと拝読できました。
冒頭からいきなり、テーブルのアクリル板を乗り越えて話しかけるよしりんに笑ってしまいました。何気ない場面でも笑いに手抜かりはありません。
続いて、不倫バッシングについての「色恋沙汰は当事者だけの問題であって他人は関係ない」という名言に「おっサル通り!」と叫びたくなりました。不倫といえども最後の最後まで家族にバレなければ(当然不倫相手の全面協力が必要ですが)誰も悲しまないのに、紛争回避の僅かな望みを打ち砕いた上、当事者が社会的に抹殺されるまでバッシングするマスコミの方が、当事者よりも薄汚れた連中だと常々思っていたからです。不倫だけでなく森喜朗発言、小室圭さん騒動、コロナ騒ぎ等々、どうでもいい事を問題化し騒ぎ立てるマスコミは本当に罪深いと思います。
 「色恋」の本来の意味を初めて知りましたが、恋愛については以前から、恋は自分が中心、愛は相手が中心、という美輪明宏さんと同様な考え方をしていました。恋は性欲が特定の人(複数の場合も)に向いた状態だろうと思っていたので、「色恋は身体的な性愛に近い」という説明には十分納得がいきました。
 全編が笑いで埋め尽くされ息つく暇がないほどですが、その中に恋愛の真実が散りばめられています。恋愛や結婚が身近な若い人は、是非とも読んでおくべき一冊だと思います。

No.184 31ヶ月前

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