magosuki-さんへ 前回のブログで私のことを問われていますのでお答えします。 私の主義主張は、「唯心論」を優先しており、「唯物論」には重きを置いていません。 中国は共産主義社会であり、ウイグルのジェノサイドに関する人間尊重の「人権、自由」に関する批判に対しては、必ず「内政干渉」という枕詞がついてきます。 私は、人間尊重の「人権、自由」を優先しますから、共産主義社会を信奉する方とは真っ向対立します。 大規模設備省力型産業と労働集約型産業があるとき、労働集約型の方が商品としての価格が高く売れるかというと、一時的に高く売れても利潤が多くなれば競争相手が多くなり商品価格は均一化してきます。 自動車など買うとき、労働が多くかかっているから大金を出して買うかといえば、そんなことはない。自分の好みのスタイル、性能など様々な要素を総合して自己満足できる価格で購入するでしょう。 このような矛盾は、マルクスが第一巻を1867年に出版し、1870年代にメンガーというオーストラリアの経済学者が指摘しています。マルクス自身も「資本論」第一巻でこの矛盾を認め次の巻で解決することを約束しました。2巻を出さないまま16年後に亡くなり、この矛盾は解決していません。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
magosuki-さんへ
前回のブログで私のことを問われていますのでお答えします。
私の主義主張は、「唯心論」を優先しており、「唯物論」には重きを置いていません。
中国は共産主義社会であり、ウイグルのジェノサイドに関する人間尊重の「人権、自由」に関する批判に対しては、必ず「内政干渉」という枕詞がついてきます。
私は、人間尊重の「人権、自由」を優先しますから、共産主義社会を信奉する方とは真っ向対立します。
大規模設備省力型産業と労働集約型産業があるとき、労働集約型の方が商品としての価格が高く売れるかというと、一時的に高く売れても利潤が多くなれば競争相手が多くなり商品価格は均一化してきます。
自動車など買うとき、労働が多くかかっているから大金を出して買うかといえば、そんなことはない。自分の好みのスタイル、性能など様々な要素を総合して自己満足できる価格で購入するでしょう。
このような矛盾は、マルクスが第一巻を1867年に出版し、1870年代にメンガーというオーストラリアの経済学者が指摘しています。マルクス自身も「資本論」第一巻でこの矛盾を認め次の巻で解決することを約束しました。2巻を出さないまま16年後に亡くなり、この矛盾は解決していません。