この正月生家で蔵のかたづけをしていたら 「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた 上・下」という文庫本が出てきた。てっきり親が読んだのだと思ったのだが、祖母が読んだらしい。本の発行は2008年となっている。祖母は現在、今日の日付もおぼつかない程度の認知症(しかし楽しく会話はできる)だが、当時は中国関連株に興味があったそうだ。 この本の存在は知らなかった。いずれ読もうと持って帰ってきた。 訳者は「副島隆彦」で、その名前からも陰謀論のにおいがプンプンする。原著が米国で書かれたのはもっと前だから、たぶんゼロ年代のはじめごろ、米国では「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」という内容が陰謀論として語られていたらしい。 話は少しそれるが、現在、われわれは中国とDSとがズブズブであることを別に陰謀論ではなく、事実としてよく知っている。Ray Dalio も中国が大好きだ。白井聡が書いたマルクス主義的な新自由主義分析本は、米国から出ていった投資がどこに向かったかを書いていない不思議な分析本だが、もちろん向かった先は中国だ。 話を戻すと、この投稿欄にも、陰謀論大好きなヒトが登場する。しかし、なぜか彼は、「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」という陰謀論は決して語らない。知らないのかもしれないが(それはそれで笑)、知ってても知らない振りをしてるからこそ彼の繰り出す論旨は鋭さを欠きピンボケなのだろうとおもっている。
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孫崎享チャンネル
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この正月生家で蔵のかたづけをしていたら
「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた 上・下」という文庫本が出てきた。てっきり親が読んだのだと思ったのだが、祖母が読んだらしい。本の発行は2008年となっている。祖母は現在、今日の日付もおぼつかない程度の認知症(しかし楽しく会話はできる)だが、当時は中国関連株に興味があったそうだ。
この本の存在は知らなかった。いずれ読もうと持って帰ってきた。
訳者は「副島隆彦」で、その名前からも陰謀論のにおいがプンプンする。原著が米国で書かれたのはもっと前だから、たぶんゼロ年代のはじめごろ、米国では「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」という内容が陰謀論として語られていたらしい。
話は少しそれるが、現在、われわれは中国とDSとがズブズブであることを別に陰謀論ではなく、事実としてよく知っている。Ray Dalio も中国が大好きだ。白井聡が書いたマルクス主義的な新自由主義分析本は、米国から出ていった投資がどこに向かったかを書いていない不思議な分析本だが、もちろん向かった先は中国だ。
話を戻すと、この投稿欄にも、陰謀論大好きなヒトが登場する。しかし、なぜか彼は、「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」という陰謀論は決して語らない。知らないのかもしれないが(それはそれで笑)、知ってても知らない振りをしてるからこそ彼の繰り出す論旨は鋭さを欠きピンボケなのだろうとおもっている。