逃げナビの木下氏は分かりやすい「ワクチン賛美派」のサンプルですね。 予防接種法は昭和23年に成立しましたが、当時は罰則付きの接種義務規定がありました。昭和40年代以降、予防接種事故や副反応が社会問題になるにつれ、健康被害の救済が求められるようになり、昭和51年に救済制度が導入されました。木下氏は救済制度の額が高いから原則接種が国の方針だなどと述べていますが、完全な錯誤です。救済が必要な被害があるからそれに見合う高い額の補償の必要性が生じるのです。そして、被害が出るような予防接種が「罰則付きの義務」であるのがおかしいから、同年に罰則規定がなくなり、平成6年には「努力義務」へと改められたのです。 尚、2020年の予防接種法改正でも、コロナワクチン接種はその他同様に努力義務とされています。このように、歴史的経緯を見れば、原則接種への反省から努力義務という名目の任意接種へと変化してきたのが分かるはずです。(ただ、法的な意味での「任意接種」は予防接種法対象外の接種を言いますので、注意が必要です。コロナワクチンは予防接種法の臨時接種の特例という位置付けです。) https://www.mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2r9852000000s2dr-att/2r9852000000s2kz.pdf (厚生労働省 予防接種に対する考え方について)
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:19522841)
逃げナビの木下氏は分かりやすい「ワクチン賛美派」のサンプルですね。
予防接種法は昭和23年に成立しましたが、当時は罰則付きの接種義務規定がありました。昭和40年代以降、予防接種事故や副反応が社会問題になるにつれ、健康被害の救済が求められるようになり、昭和51年に救済制度が導入されました。木下氏は救済制度の額が高いから原則接種が国の方針だなどと述べていますが、完全な錯誤です。救済が必要な被害があるからそれに見合う高い額の補償の必要性が生じるのです。そして、被害が出るような予防接種が「罰則付きの義務」であるのがおかしいから、同年に罰則規定がなくなり、平成6年には「努力義務」へと改められたのです。
尚、2020年の予防接種法改正でも、コロナワクチン接種はその他同様に努力義務とされています。このように、歴史的経緯を見れば、原則接種への反省から努力義務という名目の任意接種へと変化してきたのが分かるはずです。(ただ、法的な意味での「任意接種」は予防接種法対象外の接種を言いますので、注意が必要です。コロナワクチンは予防接種法の臨時接種の特例という位置付けです。)
https://www.mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2r9852000000s2dr-att/2r9852000000s2kz.pdf
(厚生労働省 予防接種に対する考え方について)