今月のはじめに入ってから、当国の家族が続々と新型コロナに感染しました。とある集まりに参加したのですが、そのうちのほとんどの方が感染してしまいました。
大人は全員ワクチン接種済み。ファイザー、スプートニク、アストラゼネカと様々でしたが、感染率は６名中５名が感染。もっとも重い症状の方で、酸素吸入までいきました。子供はワクチンを接種しておりませんでしたが、４名中３名が感染。嗅覚と味覚がなくなってしまいました。
正直、ここまで家族が感染すると、近づくことも出来ず、食事を作って届けたりするぐらいですね、出来ることは。
身近な方が感染すると心配になりますよね。長沼さん、回復されたようで良かったです。
今回の感染から分かったことは、ワクチン打っても、結構感染するなあ、ということ。ワクチン打ってなかったら、もしかしたらヤバかったかも、ということです。何日かは覚悟しました。やっと今週に入って落ち着きました。
そして、結構、大切なことが分かったのですが、イベントに参加して感染した方は、様々な想いがあるので、結構検査を受けないなあ、ということです。これは、当国だからなのかもしれませんが、嗅覚や味覚がなくなったり、１週間以上体調が回復しなくても、人は（様々な事情から）自分が新型コロナに感染したことを信じたがらない、ということでした。この事実を知ってから（知ってからというか、あ、検査しないのね、と思ってから）、私の予想感染率の数値は、以前よりも少し目盛りを上げました。実際に、そういった反応が起こるところを見ると、ニュースでは伝わってこない生感があります。
といっても、特に、何か変わる訳ではありません。当国では、昨年の超過死亡者数が５０万人を越えています。そのうちの８割が新型コロナと言われております。５０万人超過で亡くなっているのに、人口は以前増加し続けている状態もすごいと思いましたが。力強いです。

今後もルールを守ってイベントを開こうという概念は生まれにくいと思います。まず誰かが決めたルールを守るという考え方は特に起きないです。自分のルールは、みなさん守られていますが。

２回の日記を読んで今回のフジロックが複雑なことになっていたということに驚きました。何の話なのか、いまいちよく分かっていなかったですし、未だに何が起こってるのかよく分かっていない気がします。こちらでは、新型コロナに感染しても、特に政府からも病院からも誰からも何もないですし、これまでも何もないですし、これからも何もないですし、ただ生きていく人は生きていくだけです。いつもと変わりません。色々なリスクが少しあがったという状態が戻っている、という状態です。まあ、リスクは常にあるので、これが日常です。

日本はオリンピックも開いてフジロックもやって、良い調子で最高だと思っています。日本のイベントのおかげで、今年の夏はテレビに釘付けです。

本日は、南の国境でハイチからの移民の方々が踊りながらデモをし続け（ビザを出せとのデモでしたが、非常に嬉しそうでした。すでに滞在してますし）、北部の州でワクチンが足りないと若者が怒り狂って蜂起し暴動となり（非常に興奮しておりました）、アフガンからの亡命した女性が続々と到着し外務大臣とインタに答えておりました。

それぞれの日常を生きてて、最高です。元気が出ます。

夕方、散歩に行き、途中でココナッツを買って飲みました。ココナッツの白い中身には、唐辛子とレモンと塩で食べるのですが、最高に美味いです。こちらにお越しの際は、是非食べてみてください。