>>251 今回の「オドレら」の要点は、the_kさん(No.252コメント)の指摘通りだと思います。1方向に対しては効果のある事でも、多方向に対して考えた時に逆効果になっていれば、問題ありという指摘は成り立ちます。 加えて、Ct値40以上で運用されている日本のPCR検査では「別の病気」までコロナと混同されているのではというのが、私の懸念です。 以下に思いつく限りで整理します。 【長い前置き】 「オドレら」や「ゴー宣」などで「免疫の軍事訓練」の話が出始めた時、私もそこが気になっていました。 そこで、よしりん先生や宮沢先生のこれまでの発言を整理してみると、政府や一部専門家の推す「感染防止対策」について4種類の評価を下している点に気付いたのです。 ①科学的に効果が見込めず、まったく無駄な行為。 ②上記①と同じ。中長期間継続すると副作用が現れ、健康被害に繋がる恐れのある行為。 ③それ自体に効果があり、短期的に行う分には問題は少ない。 ④上記③と同じ。中長期間継続すると副作用が現れ、健康被害に繋がる恐れのある行為。 に分けられます。 ①に分類されるのがマスク。これが②のケース「着けっぱなしによる肌荒れ・呼吸上の障害」から免疫低下に繋がるのが問題となります。症状がある場合にのみマスク着用するのは①でしょう。 ③に分類されるのがアルコール消毒。これが④のケース「手の常在菌が復活できないこと」から他の病原体に対して無防備になるのが問題となります。宮沢先生の1/100作戦は④のリスクを回避できます。 ③にはまた、三密が分類されます。強毒な病原体に対して、感染経路を特定した上で実施する場合には効果的かもしれません。 ④の中に2種類の副作用が含まれます。 1つ目が集団レベルでは人の分断により社会生活・経済活動の妨げとなる。個人レベルでは鬱・自殺が増加する。 2つ目が「免疫の軍事訓練」を積めなくなる。 【本題】 免疫というのは、体内に取り込まれた病原体に対して、その時点で打てる手を繰り出して撃退する仕組みです。例えば人は反復練習を積み重ねることで縄跳びや球技などの技術を身に着けていきますよね。それと同じように、免疫も個別の病原体に接触する機会がなければ、経験を積むことができなくなります。この点から三密の回避という手段は、中長期的には逆効果とさえ言えます。 加えて、私の懸念する「Ct値40以上で運用されている日本のPCR検査では『別の病気』までコロナと混同されている」というのは、 (1)何らかの病気になっている人に新型コロナに見られる症状が見られるためにPCR検査を実施、陽性反応が出る (2)コロナ感染者とされることで、初期治療が受けられない (3)患者が30代以下でも、実際にかかっている病気が新型コロナ以外のものであれば、重症化はあり得る という場合のことです。ここに④の2つ目が重なってくると、重症化リスクはさらに高まるおそれが出てきます。 「免疫」というシステムに対する無知が、そのシステムそのものの破壊を引き起こしつつある。これがコロナ2年目の日本が直面している問題です。 コロナ1年目の段階では中長期的な問題に進むことは考えられていなかったし、よしりん先生を含めて勉強の道半ばでもあったので、発言に一致しない点が出てくるのは避けられないと思います。 そこは、いまの段階で整理し、再構築すればいいのではないでしょうか。こちらは分科会と違って修正力を持っているのだから。
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>>251
今回の「オドレら」の要点は、the_kさん(No.252コメント)の指摘通りだと思います。1方向に対しては効果のある事でも、多方向に対して考えた時に逆効果になっていれば、問題ありという指摘は成り立ちます。
加えて、Ct値40以上で運用されている日本のPCR検査では「別の病気」までコロナと混同されているのではというのが、私の懸念です。
以下に思いつく限りで整理します。
【長い前置き】
「オドレら」や「ゴー宣」などで「免疫の軍事訓練」の話が出始めた時、私もそこが気になっていました。
そこで、よしりん先生や宮沢先生のこれまでの発言を整理してみると、政府や一部専門家の推す「感染防止対策」について4種類の評価を下している点に気付いたのです。
①科学的に効果が見込めず、まったく無駄な行為。
②上記①と同じ。中長期間継続すると副作用が現れ、健康被害に繋がる恐れのある行為。
③それ自体に効果があり、短期的に行う分には問題は少ない。
④上記③と同じ。中長期間継続すると副作用が現れ、健康被害に繋がる恐れのある行為。
に分けられます。
①に分類されるのがマスク。これが②のケース「着けっぱなしによる肌荒れ・呼吸上の障害」から免疫低下に繋がるのが問題となります。症状がある場合にのみマスク着用するのは①でしょう。
③に分類されるのがアルコール消毒。これが④のケース「手の常在菌が復活できないこと」から他の病原体に対して無防備になるのが問題となります。宮沢先生の1/100作戦は④のリスクを回避できます。
③にはまた、三密が分類されます。強毒な病原体に対して、感染経路を特定した上で実施する場合には効果的かもしれません。
④の中に2種類の副作用が含まれます。
1つ目が集団レベルでは人の分断により社会生活・経済活動の妨げとなる。個人レベルでは鬱・自殺が増加する。
2つ目が「免疫の軍事訓練」を積めなくなる。
【本題】
免疫というのは、体内に取り込まれた病原体に対して、その時点で打てる手を繰り出して撃退する仕組みです。例えば人は反復練習を積み重ねることで縄跳びや球技などの技術を身に着けていきますよね。それと同じように、免疫も個別の病原体に接触する機会がなければ、経験を積むことができなくなります。この点から三密の回避という手段は、中長期的には逆効果とさえ言えます。
加えて、私の懸念する「Ct値40以上で運用されている日本のPCR検査では『別の病気』までコロナと混同されている」というのは、
(1)何らかの病気になっている人に新型コロナに見られる症状が見られるためにPCR検査を実施、陽性反応が出る
(2)コロナ感染者とされることで、初期治療が受けられない
(3)患者が30代以下でも、実際にかかっている病気が新型コロナ以外のものであれば、重症化はあり得る
という場合のことです。ここに④の2つ目が重なってくると、重症化リスクはさらに高まるおそれが出てきます。
「免疫」というシステムに対する無知が、そのシステムそのものの破壊を引き起こしつつある。これがコロナ2年目の日本が直面している問題です。
コロナ1年目の段階では中長期的な問題に進むことは考えられていなかったし、よしりん先生を含めて勉強の道半ばでもあったので、発言に一致しない点が出てくるのは避けられないと思います。
そこは、いまの段階で整理し、再構築すればいいのではないでしょうか。こちらは分科会と違って修正力を持っているのだから。