>>119 基礎医学研究者さん コメントありがとうございます。僕の方も基礎研究をたくさんしているわけではないので、基礎医学研究者さんのコメントはとても勉強になります。例の文献を読んだ印象ではおそらくLINE1が活性化するとSARS-CoV-2をはじめとしたウイルスのゲノムRNAが組み込まれる可能性があるという事なんだと思いました。組み込まれた後に完全体なウイルスが体内に持続放出されるかどうかは別問題で、またウイルスゲノムが組み込まれた細胞が免疫系に排除されることも考えられるため、ウイルスゲノムが組み込まれてその結果、影響が出るまでは多くのハードルがあるため、結果的に何ともないという事なのだと思います。 よくin vitroの結果が必ずしもin vivoの結果に反映されないということはよく言われますが、逆にin vivoで何ともなくてもin vitroでは何らかのアクションがある可能性もあるんだと思います。またいろいろ教えていただけると幸いです。 なお、mRNAワクチンやベクターワクチンについては色々な意見があるので、最終的な接種は個人の判断を尊重すべきであると思います。しかし、6月13日に行われたゴー宣道場の井上さんの話は、mRNAワクチンは禁忌である(以前は安全性に問題があったという事なのかと思いますが、根拠が不明瞭)、ファイザー製のワクチンが卵巣に取り込まれるという話も医薬品医療機器総合機構という薬とかの安全性についての評価をする機関からファイザーの資料を確認して、確かに卵巣にも取り込まれるけど、ほとんどは肝臓で、卵巣に取り込まれる割合は0.095%以下という結果にもかかわらず、さも多くは卵巣に取り込まれるというような感じの話し方など、過度にmRNAワクチンに対する不安を煽っている印象でした。治験もされていないという話も不正確で、海外ではきちんとした治験はされていますし、そもそも日本で治験を行っていないワクチンを使うのはどうなんだという話でしたら、今までのワクチンが日本できちんと治験されてから行われたかどうか確認する必要があると思います。おそらくそんなことはなく、少なくとも旧ソ連からポリオの生ワクチンを緊急輸入して使った話など日本での安全性試験を行わずに使用した例はあります。もちろん、効果と安全性、感染症に関する危機の切迫性で変わってくると思いますので不安を呈することは問題ないのですが、あまりにも不安を煽るような話の展開だなと感じました。 井上さんの話は癌に対する抗がん剤は危険であるという近藤誠さんが主張していた時と同じような印象を感じました。近藤誠さんもところどころ正しい話をしており、きちんとした研究結果を引用しますが、その解釈が歪曲されており、結果的に事実とは異なる話を展開しています。なので、井上さんの話は僕はあまり評価しません。これじゃ、過度に新型コロナウイルス感染症の危険性を煽っている某番組と変わりないですよ。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
昭和28年福岡生まれ。昭和51年ギャグ漫画家としてデビュー。代表作に『東大一直線』『おぼっちゃまくん』など多数。『ゴーマニズム宣言』では『戦争論』『天皇論』『コロナ論』等で話題を巻き起こし、日本人の常識を問い続ける。言論イベント「ゴー宣道場」主宰。現在は「週刊SPA!」で『ゴーマニズム宣言』連載、「FLASH」で『よしりん辻説法』を月1連載。他に「週刊エコノミスト」で巻頭言【闘論席】を月1担当。
(ID:66503903)
>>119
基礎医学研究者さん
コメントありがとうございます。僕の方も基礎研究をたくさんしているわけではないので、基礎医学研究者さんのコメントはとても勉強になります。例の文献を読んだ印象ではおそらくLINE1が活性化するとSARS-CoV-2をはじめとしたウイルスのゲノムRNAが組み込まれる可能性があるという事なんだと思いました。組み込まれた後に完全体なウイルスが体内に持続放出されるかどうかは別問題で、またウイルスゲノムが組み込まれた細胞が免疫系に排除されることも考えられるため、ウイルスゲノムが組み込まれてその結果、影響が出るまでは多くのハードルがあるため、結果的に何ともないという事なのだと思います。
よくin vitroの結果が必ずしもin vivoの結果に反映されないということはよく言われますが、逆にin vivoで何ともなくてもin vitroでは何らかのアクションがある可能性もあるんだと思います。またいろいろ教えていただけると幸いです。
なお、mRNAワクチンやベクターワクチンについては色々な意見があるので、最終的な接種は個人の判断を尊重すべきであると思います。しかし、6月13日に行われたゴー宣道場の井上さんの話は、mRNAワクチンは禁忌である(以前は安全性に問題があったという事なのかと思いますが、根拠が不明瞭)、ファイザー製のワクチンが卵巣に取り込まれるという話も医薬品医療機器総合機構という薬とかの安全性についての評価をする機関からファイザーの資料を確認して、確かに卵巣にも取り込まれるけど、ほとんどは肝臓で、卵巣に取り込まれる割合は0.095%以下という結果にもかかわらず、さも多くは卵巣に取り込まれるというような感じの話し方など、過度にmRNAワクチンに対する不安を煽っている印象でした。治験もされていないという話も不正確で、海外ではきちんとした治験はされていますし、そもそも日本で治験を行っていないワクチンを使うのはどうなんだという話でしたら、今までのワクチンが日本できちんと治験されてから行われたかどうか確認する必要があると思います。おそらくそんなことはなく、少なくとも旧ソ連からポリオの生ワクチンを緊急輸入して使った話など日本での安全性試験を行わずに使用した例はあります。もちろん、効果と安全性、感染症に関する危機の切迫性で変わってくると思いますので不安を呈することは問題ないのですが、あまりにも不安を煽るような話の展開だなと感じました。
井上さんの話は癌に対する抗がん剤は危険であるという近藤誠さんが主張していた時と同じような印象を感じました。近藤誠さんもところどころ正しい話をしており、きちんとした研究結果を引用しますが、その解釈が歪曲されており、結果的に事実とは異なる話を展開しています。なので、井上さんの話は僕はあまり評価しません。これじゃ、過度に新型コロナウイルス感染症の危険性を煽っている某番組と変わりないですよ。