Dr.U のコメント

>>259
>>256
 はるこうさんのご指摘の通りですね。つまり、copywriterさまの友人さんが言いいたいのは、「例年のインフルエンザの死者1万人というのは、大した感染対策をやってないという条件での数字で、2020年の新型コロナの5千人というのは、《強力な感染対策をしたという条件での数字》である。もし新型コロナに対して強力な感染対策をしてなかったら、その被害者数は5万、10万になってたに違いないのだ。」というようなことなのでしょう。
 しかし、ポイントは、新型コロナの死者5千人というのは、《強力な感染対策をしたという条件での数字「ではない」》という点です。
 まず、いわゆる「第一波」の死者の1000名弱は、4月の緊急事態宣言の前に発生した感染の結果として亡くなった方の数ですから、これは明らかに、《強力な感染対策をしたという条件での数字「ではない」》。
 で、7月以降のいわゆる「第二波」の死者4000名弱は、確かにマスク率は90%以上になっていたし、主要な駅前の人通りも30%くらいは減少しましたが、実際には、人々は食事のときや家庭内ではマスクを外して対面・至近距離で会話して唾を掛け合っていた(笑)わけですし、商店街や通勤電車などは依然として多くの人であふれていて、4月以降であってもとうてい「接触8割減」なんて達成されていなかったわけです。つまり、4月以降の対策は、社会的副作用は強いくせに、実質的には、感染対策としてはザル対策だった、ということです。
 というわけで、新型コロナの死者5千人というのは、《強力な感染対策をしたという条件での数字「ではない」》のだから、この5千人という数字を、条件的に大した違いはなかったと言える例年(過去数年)のインフルエンザの死者1万人と比べるのは、正当である、というロジックになります。
 そうですよね、はるこうさん。

No.260 45ヶ月前

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