マスコミに期待する人が多いが、かなり昔にマスコミはマスコミでなくなっている。

今回朝日新聞が経営不振で、300名希望退職を募ると同時に、社長が退陣するようだ。朝日の経営実態がかなりやばくなっていることの裏返しである。株など投資をする人は知っていることであるが、マスコミの経営内容を見ていくと、マスコミ事業で経営が成り立っているのではない。不動産などハウジング事業など他分野の事業によって経営が成り立っているのであって、紙媒体などでは事業が成り立たないのです。マスコミに我々の気持ちを期待するのは馬鹿げているといえる。

日本の医療に対する考え方は、国民皆保険であり、医療関係者の所得が不当に抑えられている。米国などの医療事情を考えればすぐわかることです。社会的に地位の高い医者の場合はまだ恵まれているが、看護師などは余りにも低賃金に抑えられている。今回のコロナのように、リスクがあるだけでなく、社会的評価が低く汚い職業扱いにされ、ばい菌扱いされては低賃金であることが「怒り」となって看護師などの医療関係者が辞めることが多くなっていくのでしょう。

菅首相の記者会見などを見ていて、医療関係者に対するねぎらいの言葉がないだけでなく、医療関係者の処遇改善の言葉もない。「GoTo」がいつの間にか悪者にされているなどという愚かな発言を聞くと情けなくなる。外出自粛は経済的影響が大きいが、「GoTo」などのように税金を付けて、外出を奨励することはないでしょうと多くの国民が考えていることが全く分からず、愚かな愚痴を発するのを聞くと、首相としての器を疑いたくなる。