梅太郎 のコメント

カーストでベネディクトの『菊と刀』に書いてあったことを思い出しました。19世紀後半に徳川幕府が崩壊し、封建的紐帯の網状組織が全く名ばかりのものになってしまった時でさえ、封建的身分制度=カーストの「地図」を引き裂いてしまえという意見のグループは一つも存在しなかった。日本の津々浦々から湧き起こった叫び声はイッシン、古に復帰することだった。おおよそ、革命とは正反対のものであった。日本では「フランス革命」は起こらなかった。明治の政治家たちは国家と人民の間の「相応しい位置」の義務を細かに規定した、というものです。この精神構造を戦後も脈々と受け継ぐ日本人。絶望感さえ抱いてしまう。失礼しました。

No.2 52ヶ月前

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