4~6月度米国のGDPは前年同期比-32.9%、コロナの影響とはいえすさまじい。 コロナ前には、米国のGDP構成比では、個人消費約70%であり、世界の消費の17%であり、米国だけの問題に終わらない。 中国の輸出の米国依存を見ると、中国からの直接輸出19%、中国から香港向けが12%であるが、ほとんどが米国向け間接輸出である。アジアの他国からの間接輸出を加味すると、米国の消費減は中国に対する影響が大きい。アフリカ諸国などは原材料で中国輸出に大きく依存している国が多数ある。原材料から完成品まで米国依存度が高く、貧しい国は極めて大きな困難が降りかかっている。 日本も米国では自動車関係は4月はほとんど生産ができなかったようであり、6月から少しずつ動き始めているとはいえ、苦しい状況は中国などと変わらない。米国で大きな影響を受けてもトヨタが世界一に復帰したようであり、コロナの影響を日本の企業は受けて生産を落としたが、他国より影響を減少させた日本式コロナ対策が大きな成果をもたらしたといえるのでしょう。 問題は、緊急事態宣言を早めに終了させた上に、PCR検査と医療関係者の確保が進まず、コロナ感染者が全国的に拡大化していることである。経路追跡に対する方策は無策であり、国の無策が目立ち始めている。海外のビジネス関係者の入国を認めていくようであるが、コロナ対策は成り行きを見守っているだけ、国民のイライラが募り始めている。 1~2か月後には、世界的な
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
4~6月度米国のGDPは前年同期比-32.9%、コロナの影響とはいえすさまじい。
コロナ前には、米国のGDP構成比では、個人消費約70%であり、世界の消費の17%であり、米国だけの問題に終わらない。
中国の輸出の米国依存を見ると、中国からの直接輸出19%、中国から香港向けが12%であるが、ほとんどが米国向け間接輸出である。アジアの他国からの間接輸出を加味すると、米国の消費減は中国に対する影響が大きい。アフリカ諸国などは原材料で中国輸出に大きく依存している国が多数ある。原材料から完成品まで米国依存度が高く、貧しい国は極めて大きな困難が降りかかっている。
日本も米国では自動車関係は4月はほとんど生産ができなかったようであり、6月から少しずつ動き始めているとはいえ、苦しい状況は中国などと変わらない。米国で大きな影響を受けてもトヨタが世界一に復帰したようであり、コロナの影響を日本の企業は受けて生産を落としたが、他国より影響を減少させた日本式コロナ対策が大きな成果をもたらしたといえるのでしょう。
問題は、緊急事態宣言を早めに終了させた上に、PCR検査と医療関係者の確保が進まず、コロナ感染者が全国的に拡大化していることである。経路追跡に対する方策は無策であり、国の無策が目立ち始めている。海外のビジネス関係者の入国を認めていくようであるが、コロナ対策は成り行きを見守っているだけ、国民のイライラが募り始めている。
1~2か月後には、世界的な