虎山 のコメント

>>11
 さまざまな楽器にエレクトリックとアコースティックの面と実物があって、ベースはそのなかでも、ウッドベース/コントラバスの絵としての象徴性も強く、演奏法の違いもあり(使う筋肉も違いますよね)、オールラウンダーといえどもそこは分かれていて、エレキベースの初期にはジャンルとしてハードロックが先行して、マイルスのエレクトリック楽器との融合や、ジャコやミラーの登場によりフュージョンがエレキベースの主役になり、ハードロックのベーシストが退場や転向していく……一方でポップス、DTMが初めはその楽曲の形式によりベースパートを単純化し、のちに不勉強によりラインすらも描けなくなっていく。というある種のベース史が、菊地さんが下さったお返事を読んでいて、自分のなかで忽然とまとまりました。とても刺激になりました。藝大の人の時代、というのは対位法も勉強していた人々がポップスをやるとキチンとしたものが出来るという面もあるからなのでしょうね(ピアソラの対位法の勉強、そこからのタンゴの進化も連想しています)。

 一徳さんのプレイはベーシストしての筋肉がすごいしっかりしていて画面の前でのけぞりました。氏への見方を改めました。

 ビバップを含む、どんなジャズでもサックスで演奏できるかたがベースパートを製作されると、サックスの多弁な楽器としての側面を経由することになるのですね。その元のアレンジも聞いてみたいのですが、完成品を拝聴しながら、それも想像するという密かな楽しみをします! 鳥越さんの演奏はCDなどの音源では何度も耳にしているのですが実演奏は拝見したことがないのですが(もちろんCDでも素晴らしいです)、鈴木さんの演奏はダブ・セプステットの公演で拝聴しており、めちゃくちゃクールで素晴らしかったです。細野さんとのご共演も楽しみにしております。

 野猿に関しても大変に刺激になるをお返事を……、オーバーグラウンダーのかたは大変なのだなぁと、その楽曲群の流れを改めて見ながら、いろいろと考えが進みました。

 サディスティックミカバンドもじつはきちんと聴いたことがなくこれから聴きます……と思ったところで、ビュロー菊地のほうでたいへんに楽しそうな動画がアップロードされていてさっそく拝見しました。実際、楽しく、1つ1つのコンテンツが如何に素晴らしいかのをコメントで書こうかとも思ったのですが、これから入会されるであろうかたがたに、うるさいファンがいると思われては申し訳ないので自重しました(笑)。(たしかに菊地さんのことをあれこれ言う奴もいるんですが、そういう人がやる音楽より、また説明する楽理より、菊地さんの音楽は素晴らしく、楽理レッスンも楽しいしはるかにその内容もお詳しいです(『モホーク』の演奏も素晴らしいです。演奏ももちろんなんですが、いまの時代に、スキャットとギターで演奏することの意味も含めて感動しました。)。)

 たいへん刺激になる音楽のお話を書いてくださり、ありがとうございました

No.16 48ヶ月前

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