Doc のコメント

>>213

要約すると、その通りです。

そのため、発病後の検査・隔離は有効ではなく(2週間ごとに全員検査する等すれば別ですが、実際には困難)、クラスター追跡で感染初期を抑えるしかないが、感染者が多いと追跡は困難なので、接触率を下げて実効再生産数を8割減にして、感染者を十分に減らしてからクラスター対策に再挑戦する必要があるというように西浦氏は考えているのではないかと推察されるということです。

緊急事態の継続は、感染者を減らしてクラスター対策が有効な状態にまで持っていくためだと思います。

個人的には、西浦氏の推定はデータ数が少なくて十分に信用できないと思いますし、(学問的にまだ確立していない)自分の研究成果に基づいて(しかもそのことを十分に告知せずに)計算結果を公表しているのは職業倫理としてどうかと思うところはあります(誠実に研究していることは十分にうかがえるのですが、自分の研究成果にはどうしても正当化のバイアスがかかるものです)。また、仮に彼の推定が正しかったとしても、コロナの直接的な犠牲者のみを最小化するという方向性は明らかに間違っていると思います(ただし、これは彼の問題というよりは行政や社会全体の問題です)。

No.216 48ヶ月前

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