配信お疲れ様です。すっかりと肌寒くなりました。気が付けば年末が近づいていますね。 教師いじめで思い出したのは92年に放送された「学校があぶない」というドラマでした。熱血教師ものが主流だった中、なんと「職員室のいじめ」による教師の人格崩壊を扱った作品で、子供ながら恐ろしい思いで観たものでした。時代を先取りしていたのか、あるいは昔からこういうことがあったのか、どちらにしろ、なんとも言えない気持ちになりますね。 実際、いじめっ子が教師になる例はあります。逆も、あります。そうした人同士がうっかり教育現場で出会ったらどうなるか、まあ想像に難くありません。そうじゃなくても、子供たちの中には底意地が悪いのもいますから、教師いじめで退職する先生も出てくる。実際、そういうのはありましたね。今はそれに保護者というモンスターが参戦するわけで、そりゃ心身病んで辞める人ばかりで、成り手も減るわけだなと思います。単に善良なだけの先生は、潰れてしまうでしょう。それは、学校だけでなく、外の社会も同じです。私なぞは、適当でいい加減の極みを生きていますが、やっぱりいろいろ真に受けちゃう人はいるわけで、病んでいきますよね。病んだ時、「自分が悪い系」の人はひたすら自虐して引きこもり、「社会が悪いんだ系」の人たちは、凶行に走る。こんな不毛な二者択一の中に、「弱い人」たちが押し込められている。やっぱり、「毒」というものを中和して自分のものとして扱える強さがないと、それに呑まれておかしくなってしまうのかもしれません。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
昭和28年福岡生まれ。昭和51年ギャグ漫画家としてデビュー。代表作に『東大一直線』『おぼっちゃまくん』など多数。『ゴーマニズム宣言』では『戦争論』『天皇論』『コロナ論』等で話題を巻き起こし、日本人の常識を問い続ける。言論イベント「ゴー宣道場」主宰。現在は「週刊SPA!」で『ゴーマニズム宣言』連載、「FLASH」で『よしりん辻説法』を月1連載。他に「週刊エコノミスト」で巻頭言【闘論席】を月1担当。
(ID:19522841)
配信お疲れ様です。すっかりと肌寒くなりました。気が付けば年末が近づいていますね。
教師いじめで思い出したのは92年に放送された「学校があぶない」というドラマでした。熱血教師ものが主流だった中、なんと「職員室のいじめ」による教師の人格崩壊を扱った作品で、子供ながら恐ろしい思いで観たものでした。時代を先取りしていたのか、あるいは昔からこういうことがあったのか、どちらにしろ、なんとも言えない気持ちになりますね。
実際、いじめっ子が教師になる例はあります。逆も、あります。そうした人同士がうっかり教育現場で出会ったらどうなるか、まあ想像に難くありません。そうじゃなくても、子供たちの中には底意地が悪いのもいますから、教師いじめで退職する先生も出てくる。実際、そういうのはありましたね。今はそれに保護者というモンスターが参戦するわけで、そりゃ心身病んで辞める人ばかりで、成り手も減るわけだなと思います。単に善良なだけの先生は、潰れてしまうでしょう。それは、学校だけでなく、外の社会も同じです。私なぞは、適当でいい加減の極みを生きていますが、やっぱりいろいろ真に受けちゃう人はいるわけで、病んでいきますよね。病んだ時、「自分が悪い系」の人はひたすら自虐して引きこもり、「社会が悪いんだ系」の人たちは、凶行に走る。こんな不毛な二者択一の中に、「弱い人」たちが押し込められている。やっぱり、「毒」というものを中和して自分のものとして扱える強さがないと、それに呑まれておかしくなってしまうのかもしれません。