anamochi のコメント

>>48
「いちいち勇気が必要な状況」を思い描いてください
その作品を10人中20人が当たり前のように悪口を言っている。他の場所で他の作品相手には決して言わないような侮辱的な語られ方をしても誰も注意もしない
そんな中で「自分はそんなことないけどなあ」一言言おうものなら「気違いが出たぞ!」「もっとたくさん映画を見なさい」「バカ映画好きっているよねw」
自分は本当に好きだし技術的にも別方向に優れていると確かに感じた。バカ映画じゃなく本気で傑作だと思ったからそういったのに、その感性の全てを頭から否定される
だから懸命に言葉の限りを尽くして説明する。その言葉さえ「世の中には変わった人がいるなあw」その翌日「しかしあの映画ってゴミだよねw」

こんな様では何もかもうんざりして特撮自体から離れてしまうでしょう
それを見た他の人も「強い強い「10の主張」したわけじゃない、たったこれっぽっちの「1の呟き」さえ許されないのか。自分もこの映画好きだけど口に出すのは止めとこ…」
こうして誰も本音を語れない空気が出来上がる。その空気が嫌で離れていく。作品を知らない人はそれを見て偏見のフィルタを持つ。結果益々空気が出来てついにはジャンルそのものが滅ぶ

自分の考える「いちいち勇気が必要とされる状況」とはそういうことです。あなたが思い描いたある種の当然かつ健全な状況とは全く意味が異なることがお分かりいただけたでしょうか

そしてやはり言葉の使い方やそこに込める意味合いに違いがあるようです
「この見え方は現実とは違うんだろうね」と感じた程度では自分の場合「チープ」という「出来が悪すぎてみてられない、話にならない、未来を閉ざす絶望を意味する言葉」は使いませんので
そうした言葉の感覚の違いが押しつけを想わせてしまったのなら残念です。しかしこうして詳細を説明したことでその誤解も解消されたなら特に気にすることはありません

同じ物を見て感じたもの、言葉に込めたものを総合して数値にして見せてくれる機械でもあればいいのにと本当に思います

No.50 64ヶ月前

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