孫崎さんの外交論に全面的に納得させられる。孫崎さんが述べられている内容を我々は極めて妥当なご意見としてとらえるべきでしょう。次の要旨2点に尽きる。 ①日本の指導者の怠慢と米国に対峙できない意志の弱さが、「地位協定」を野放しにしている。 *私見であるが、与野党、特に野党の指導者のだらしなさは、目を覆いたくなる。野党が本気に取り組まなければ、与党が本気で米国と外交交渉に取り組めないことを銘記すべきでしょう。 ②ソ連解体後ウズベキスタンの初代大使として赴任したが、彼らが最初に行ったことは、ロシア軍の全面撤退である。中国が攻めてくる、イランが攻めてくる、インドが攻めてくるという議論はなかった。外国軍はいらない、そのことが独立国としての矜持であり、最低限の条件である。 *私論であるが、平和憲法を守ろうとするなら、最低限「日米基地協定」改定の議論が欠かせない。 憲法改正はまかりならぬといいながら、米軍基地撤退論は難しいとしても、「地位協定」改定にも取り組まない野党などは、現実を無視して、理想論をわめいているに等しい無責任な言動であることに気が付くべきでしょう。 独立国としての最低限の矜持も行えないのであれば、平和憲法は「自縄自縛」の憲法であり、平和憲法が現実的外交に生きてこない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
孫崎さんの外交論に全面的に納得させられる。孫崎さんが述べられている内容を我々は極めて妥当なご意見としてとらえるべきでしょう。次の要旨2点に尽きる。
①日本の指導者の怠慢と米国に対峙できない意志の弱さが、「地位協定」を野放しにしている。
*私見であるが、与野党、特に野党の指導者のだらしなさは、目を覆いたくなる。野党が本気に取り組まなければ、与党が本気で米国と外交交渉に取り組めないことを銘記すべきでしょう。
②ソ連解体後ウズベキスタンの初代大使として赴任したが、彼らが最初に行ったことは、ロシア軍の全面撤退である。中国が攻めてくる、イランが攻めてくる、インドが攻めてくるという議論はなかった。外国軍はいらない、そのことが独立国としての矜持であり、最低限の条件である。
*私論であるが、平和憲法を守ろうとするなら、最低限「日米基地協定」改定の議論が欠かせない。
憲法改正はまかりならぬといいながら、米軍基地撤退論は難しいとしても、「地位協定」改定にも取り組まない野党などは、現実を無視して、理想論をわめいているに等しい無責任な言動であることに気が付くべきでしょう。
独立国としての最低限の矜持も行えないのであれば、平和憲法は「自縄自縛」の憲法であり、平和憲法が現実的外交に生きてこない。