兵頭新児(著者) のコメント

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(著者)

rainmaker様>

困ったことに、お返事するだけでかなりの長文になってしまいましたが、何卒お許しを。

>「こんなのフェミじゃない、ただの男性ヘイターだ」
>みたいな反応が、なぜかフェミではない人達から多く出てくることです。

これは重要ですよね。
「フェミではない人」というのは単純に「フェミをよく知らない人」とも言えるし、「フェミに近しい考えをするが、そこまで専門家じゃない人」とも言える。
しかし後者であると考えた時、それは結局「確信犯でフェミニズムの欺瞞を隠蔽している」と言われても仕方がありませんね。実際、「こいつフェミを知らないからこんな風にかばうんだろ」と思ってたら、ぼくなんかよりもずっと詳しい、なんてことも大変よくあります。「他のフェミから批判が出ない」との指摘もその仮定を裏づけていますね。

ただ「確信犯」であると同時に、彼らには「フェミニストは男女平等を目指す立派な人達」と刷り込まれている気もします。こうなると矛盾に矛盾を重ねた、何が何だかわからないことになってしまいますが、彼らはそうした不可思議な世界に生きているように思われます。
最後におっしゃっているカルトの例がわかりやすいですね。
「199X年、地球は滅ぶ!」との教祖様の予言を信奉するカルトは、いかに予言が外れようと、教祖様の「いや、神が時計の針を遅らせた」という碇ゲンドウみたいな言い訳を真に受けます。「いや、つまりそれが予言が外れたってことだろ」のツッコミが通用しません。

>「フェミニズムは男性も解放する」などと言うフェミニストに比べれば、
>まだしも正直で誠実であるとすら言える。

そう思います。
本書のインタビューにもあるのですが、上野師匠は往々にして「フェミってホモを持ち上げるけど、あいつらもしょせん男じゃん(大意)」といった主張をします。
ホモという「弱者」の政治利用の旨味より、自身の男性嫌悪を優先させた状態ですが、ウソがないだけ誠実と言えます。
ただし、昨今の師匠はやたらとオタクに擦りよる傾向が顕著で、これが計算なのか天然なのかは、ちょっと判断し兼ねますが。

>「われわれは敵ではない、弱者男性は真の敵である強者男性と戦え」という主張にしても、
>男同士を戦わせて弱らせようという男性憎悪ですしね。

彼女らの口ぶりを見るに、一応、女性よりも弱い立場の男性が存在していることを認めてはいるようなんですよね。何せ、上に引用した上野師匠の発言ですら「男性の中の弱者」の存在を一応、認めています。
しかし仮に、この世のヒエラルキーを

強者男性>女性>弱者男性

というものと考えるのであれば(むろん、ぼくはそう考えませんが)弱者男性が女性を批判するのも全くのお門違いとは言えない。そこをある程度認めて「ラスボスたる強者男性をやっつけよう」と手を差し伸べてくるのであればある程度は納得ができますが、彼女らは文句をつけられた時の言い訳として、強者男性を持ち出して来るのみです。

No.7 140ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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