しんや のコメント

日馬富士による暴行が明らかになった直後は、たしかに貴乃花に批判的というより懐疑的な報道が多かったです。それは貴乃花の行動が明らかに不自然であり、秘密主義的だったからです。
鳥取県警に提出したものと協会に提出したものと、内容が異なる2つの診断書がある。
どちらかは虚偽の内容である。ではその虚偽の診断書を用意したのは誰?何のために?なぜ貴乃花は何も語らないのか?と疑問に思うのは当然であり、そういう内容の報道があったのはまだ健在だったのです。

それが変わったのは11月場所終了後からで、白鵬が場所中に物言いをつけたことと、千秋楽インタビュー後に万歳三唱の音頭をとったことが問題視された。
そこから白鵬は一気に悪者にされ(行動に問題があるのは事実だと思うが)、モンゴル人力士は八百長軍団だというイメージが流布するとともに、彼らを敵視する貴乃花に対する疑問の報道がなくなりました。

繰り返しますが、白鵬の土俵内外での行動に問題があるという点と、貴乃花がまともな人間であるかどうかは別問題です。
また、協会が隠蔽体質であるかどうかも別です。

相撲協会の隠蔽体質が明らかになったことで貴乃花擁護の報道が増えたというなら、昨年11月末から12月初め頃に、協会のどんな問題が明らかになりましたか?

商業主義によってワイドショーの扱い方が変わったというのはおっしゃるとおり。
それは「モンゴル人力士叩き」が流行り、その対比として貴乃花が持ち上げられるようになったということです。

貴乃花が協会の風通しを良くしようとしているとお思いの方に伺いたいのですが、貴乃花部屋でも暴力事件が起きていたこと、貴乃花自身が些細な理由で付け人を殴打したと訴えられていることについては、どうお考えですか?
貴乃花が理事になってから8年間で、協会の体質を改善するためのどんな取り組みをしてきたのでしょうか。
野球賭博に関わって解雇された琴光喜を庇ったりしてましたが。

協会の体質を改善しようと志すなら、まず第一にすべきことは、自分の部屋で起きた事件について公表し、その再発防止のための取り組みを実践することではないでしょうか?

協会では時津風部屋での暴行死事件の反省から、力士が師匠を通さずに直接協会に問題を報告できる内部通報制度ができています。
2014年にこの制度ができて、各親方は報告をした力士が不利益な扱いを受けることがないようにするという誓約書を提出しています。貴乃花ただ1人を除いて。
だから貴乃花部屋の暴力事件は、裁判で証言が出るまで公にならないのです。
一番閉鎖的で隠蔽体質で、かつ独裁的な親方は誰ですか?

No.63 82ヶ月前

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