トランプ大統領が何故この時期に、エルサレム首都問題を持ち出してきたか。様々なことが考えられる。 1.基本認識として、1995年米議会は、エルサレム大使館移転法案を制定し、連邦政府に対して、イスラエルの首都として認定することを要請した。 2.娘婿の上級顧問クシュナー氏から、ロシアゲート疑惑で、フリン前補佐官から指示を受けたと供述している。 3.スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派国家イランが激しく対立し、シリア、イエメンで代理戦争が続いている。イスラムの宗教対立は極めて複雑で、部外者には理解しがたい。 トランプ大統領は、米国内からは批判が出ることなく、どちらかというと大多数の賛成を得られるわけであり、ロシアゲート疑惑を緩和する方策として、国際関係において、大きな批判を受けるが、あえて、勝負に出ている政治家のすさまじさを見る思いがする。国際世論より、米国内の世論が大統領を後押しするのでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
トランプ大統領が何故この時期に、エルサレム首都問題を持ち出してきたか。様々なことが考えられる。
1.基本認識として、1995年米議会は、エルサレム大使館移転法案を制定し、連邦政府に対して、イスラエルの首都として認定することを要請した。
2.娘婿の上級顧問クシュナー氏から、ロシアゲート疑惑で、フリン前補佐官から指示を受けたと供述している。
3.スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派国家イランが激しく対立し、シリア、イエメンで代理戦争が続いている。イスラムの宗教対立は極めて複雑で、部外者には理解しがたい。
トランプ大統領は、米国内からは批判が出ることなく、どちらかというと大多数の賛成を得られるわけであり、ロシアゲート疑惑を緩和する方策として、国際関係において、大きな批判を受けるが、あえて、勝負に出ている政治家のすさまじさを見る思いがする。国際世論より、米国内の世論が大統領を後押しするのでしょう。