フレデイ タン のコメント

若い時、私はさる大学の先生から「ボン サン」が社会生活で最も大切なものだと教わった。この言葉はフランス語です。その先生は「良識」とも違うと強調した。フランスの人々が共和、民主、博愛を幾多の革命を通じて獲得した過程で培った精神ということらしいのです。フランスのボン サンは日本の良識とは格が違うらしい。しかし、我々は日本人、「良識」に箔を付けねばなりません。

この良識は私の定義では反原発、反戦、福祉に親和する気持ちです。当然、お金の臭いに反発する、言換えれば、腐敗を忌み嫌う気持ちです。

東京都みたいな大都会ではお金の臭いに嫌気をさす人種が比較的に多く住み、時と場合により選挙にも馳せ参じる人々も多い。良識が厳然として生息している。でも、地方ではどうでしょう。首長は中央政界に顔がきき、予算を分捕って来てもらうマシーンであれば十分という風潮が主流ではないでしょうか。良識は窒息してはいないでしょうか。

続く

No.3 90ヶ月前

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