「天皇論　平成２９年」天皇のありがたみと必要性を伝えるにはここまでの手順と手間をかける必要があるのですね
古代からの日本と世界の歴史、時代を追って変わる天皇の役割、戦後の昭和、今上両陛下や皇族方が果たされてきた行いの数々
そして現代の皇太子ご夫妻と皇族、旧宮家子孫らへの人を人とも思わぬ政治、マスコミ、一部国民からの扱いの苦難
それら全てを黙して引き受ける皇族方とそして陛下の存在こそが、日本人の中に無意識の「蓋」を作り、
本当の意味での暴走、混乱、悪意ある野心の発生を防いでいる
俗な視点ですが「60数年、怪獣でさえ皇居を踏めない。その絵面が想像できない」理由と説得力がよく分かった気がしました

北海道その他、日本の過疎の話ですが、行政的な本音は「一般全員引っぺがして、都市部近隣にまとめ直したい」というのが本音でしょうね
しかしそこまでシムシティー的設計主義には至れないのが故郷や愛着という概念を持つ人間という物だということを理解してないと、結局はいびつな結果にしかならないでしょう
福島原発事故による「国土喪失、故郷喪失」という感覚が理解できない「引っ越せばい～じゃん、転職すりゃい～じゃん」という軽い醜い人間を増産する結果にはなって欲しくないものです