この前、たしかNHKだったと思いますが、糸井重里さんと宇多田ヒカルさんが対談をされているのを観ました。宇多田さんが生後まもないお子さんと接していく中で「自分の記憶が失われている最初の2-3年がここにあったと感じた」というような意味のことをおっしゃっていました。私は残念ながら子を産んで育てるという経験をしたことがないのですが、すごい感性だなと思いました。 私自身も生まれてから3歳くらいまでの記憶はありません。なんとなく記憶のイメージだけが心に浮かぶというようなことはありますが、それが何歳だったのか自分ではわかりません。でも小原さんがおっしゃるように、なにか温かいものがじわっと心の底に存在していることを感じることがあります。それはきっと赤ん坊のときに両親が注いでくれた愛情が溜まったなにかだと思います。それはうまく言葉にはできませんが、間違いなく今でも自分を支えてくれている温かいなにかであり、それを感じるときは必ず目頭が熱く心がじーんとなります。あえて言葉にするとすれば、自分は生まれてきてよかったんだなと思えるということかもしれません。
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この前、たしかNHKだったと思いますが、糸井重里さんと宇多田ヒカルさんが対談をされているのを観ました。宇多田さんが生後まもないお子さんと接していく中で「自分の記憶が失われている最初の2-3年がここにあったと感じた」というような意味のことをおっしゃっていました。私は残念ながら子を産んで育てるという経験をしたことがないのですが、すごい感性だなと思いました。
私自身も生まれてから3歳くらいまでの記憶はありません。なんとなく記憶のイメージだけが心に浮かぶというようなことはありますが、それが何歳だったのか自分ではわかりません。でも小原さんがおっしゃるように、なにか温かいものがじわっと心の底に存在していることを感じることがあります。それはきっと赤ん坊のときに両親が注いでくれた愛情が溜まったなにかだと思います。それはうまく言葉にはできませんが、間違いなく今でも自分を支えてくれている温かいなにかであり、それを感じるときは必ず目頭が熱く心がじーんとなります。あえて言葉にするとすれば、自分は生まれてきてよかったんだなと思えるということかもしれません。