アサド大統領の停戦後世界初の単独インタビューについて一言。 私はマスコミの「悪の独裁者アサド大統領」報道に腹を立てていました。今回インタビューでの大統領の姿が、10年前と同じ立派であったことに安心しました。よしりん先生の分析は正確でした。 ブログに書いていた「最初に反体制運動を起こした学生」についてですが、これは国枝昌樹元シリア大使が関係者の現地調査を何度もした上で書かれた著書の中に詳しく書かれています。そもそも規制の厳しい中東にあって、民主化を少しずつ進めていたのはアサド大統領であり、2011年にインターネットを解禁したことによってこのデモは起こりました。しかしその背後に隣国からの介入(武器密輸など)がすでにあり、このデモは人為的に起こったもので、それに親米湾岸諸国が予定通り便乗し、事実を捻じ曲げ報道したものが世界中に広められた、というのが真実だと国枝氏は説明しています。 イスラム教諸派の関係性は非常に複雑ですが、少なくともアサド大統領は政治家に宗教宗派を超えた人員登用をしており、決して独裁主義ではなかったことは、わずか2年間の滞在だった外国人の私でも感じ取れた民衆感覚でした。シリア人の賢く、表向き決して争うことなく、それぞれの立場を尊重している姿は非常に印象的でした。ノーカット版はこちらのサイトで見ることができます。 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2964153.html
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小林よしのりチャンネル
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アサド大統領の停戦後世界初の単独インタビューについて一言。
私はマスコミの「悪の独裁者アサド大統領」報道に腹を立てていました。今回インタビューでの大統領の姿が、10年前と同じ立派であったことに安心しました。よしりん先生の分析は正確でした。
ブログに書いていた「最初に反体制運動を起こした学生」についてですが、これは国枝昌樹元シリア大使が関係者の現地調査を何度もした上で書かれた著書の中に詳しく書かれています。そもそも規制の厳しい中東にあって、民主化を少しずつ進めていたのはアサド大統領であり、2011年にインターネットを解禁したことによってこのデモは起こりました。しかしその背後に隣国からの介入(武器密輸など)がすでにあり、このデモは人為的に起こったもので、それに親米湾岸諸国が予定通り便乗し、事実を捻じ曲げ報道したものが世界中に広められた、というのが真実だと国枝氏は説明しています。
イスラム教諸派の関係性は非常に複雑ですが、少なくともアサド大統領は政治家に宗教宗派を超えた人員登用をしており、決して独裁主義ではなかったことは、わずか2年間の滞在だった外国人の私でも感じ取れた民衆感覚でした。シリア人の賢く、表向き決して争うことなく、それぞれの立場を尊重している姿は非常に印象的でした。ノーカット版はこちらのサイトで見ることができます。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2964153.html