女性が政治の話をしない、というのはどうも、世間によって作られた刷り込みのような気もします。
確かに女性は理知よりも感覚で物事を考える傾向があるかもしれませんが、それは明治維新以降の男尊女卑思想で、男が家の外のことを考えて、女は家の中のことを考えろ、という世間の刷り込みが一般的になっていて今もそれが消えてないからだと思うのですが…
例えば戦後日本に入ってきたジェンダーフリーやフェミニズムだって、かぶれていたのは高学歴の都市化された少数の女性で、例えば農村部では今でも女性は家父長である夫に尽くして易々と外の世界に出るな、という考えは根強いです。
こういう男性に頼ることを前提とした価値観が抜けないことが、例えば婚活をしても結婚できない高学歴の女性が多いことにも現れると思うのです。経済的に自立して一人で生きるだけの強さを持ってる女性ならば、結婚という選択に縛られず、旦那の稼ぎをあてにすることもなく自由に生きればいいと私は常々思うのですが…
女性の社会的地位が上がらず、例えば待機児童の問題が解決しないのも、女性自身が主体的に政治的な議論や発言をしないこととも無関係じゃないと思うのです。それはある意味、女性が長らく刷り込まれてきた価値観の中に安住してることとも無関係ではないとも思うのですが…
男と女が政治的なイシューを議論する場で、やはりどうしても女性は情緒的な話になってしまい、公論になりにくいのです。人によっては政治的な話をタブーにする傾向さえあるし。男性同士みたいに理知的な話がなぜかできない。
決してそういう女性だけではないし、女性だって理知的な振る舞いはできると思うのですが…