おやまぁびっくり、50以上もコメントがつくなんて珍しいですね。
(年に数回あるとは知っているが敢えて言わない)

以前にも少しばかり取り上げた気がしますが、数字の話で一つ
自分が興味深いと思っているワードで「女性の貧困」というものがあります。
こんな事を書くと「弱者の貧困問題にケチつけている」とか
「男のクセに器が小さい」等とお叱りの声を頂戴するかもしれませんが、
何故貧困問題に性的区別が設けられるのでしょうかね？
世代間格差という言葉もありますが、本来なら貧困や格差の問題とは老若男女の世代を問わない広範囲に亘る筈。
左派の言説にあっては特に原理として然るべきにも拘らず、男性側の貧困は然も当然の様に放置されています。

数字の話に戻りますと女性の非正規雇用の多さや管理職の少なさが挙げられる一方で、
それは男性に自殺者・過労死者やホームレスの多さが挙げられるにも拘らず
正規雇用での安定や男性の大多数が管理職に就ける事を証明していません。

もう繰り返しになりますが、田中センセーの当該書に限らず全般的にそうですが
徹頭徹尾、訳のわからない前提としてあるのがまるで
「男が理不尽な環境で馬車馬の様に働く必要なんてないんだよ！？（爆笑）
でも労働しなければ生きていけないけど、その為の土台なんて知った事じゃない。
何故不条理な目に遭っているか知っているけど、それは自分の理屈に不都合なので」
という信じ難い程に醜悪な理論のすり替えと見て見ぬフリ。

上で「過労死への問題提起は奥さんも声を上げた」と言及されていますが、
そんな涙ぐましい運動も何処吹く風としているのが上野女史や田中センセーの様な存在や
社会全般ではないですか。
「男性の生命尊厳は女性のそれより遥かに価値が低い」
その結果、老若男女で困窮が広まっている事への責任など露ほどにも感じていないのでしょう。