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若い男性読者から＜自分も彼女も経験がなくて、セックスがうまくいかない＞というメールを何通かいただきました。

男性に知ってもらいたいのは、処女とは未開発な肉体であり、
＜痛がる・怖がる・恥ずかしがる・濡れにくい・感じにくい＞
のが定番だ、ということ。

エロ漫画等では「始めは嫌がってた処女があんあん悶え始め、イキまくる」といった描写が多いため、どうしても勘違いされやすい。

が、元処女同士で話していると
「始めは触られても痛いだけで、自分は不感症かと思った」
「挿入にトライしたけど入らなくて、何度目かにようやく成功した」
「セックスが気持ちいいと思えるのに、数ヶ月かかった」
と口をそろえて言います。

処女には処女の取り扱い法があります。でもそんなの誰も教えてくれないから、セックスがうまくいかない。

ゆえに経験の少ないカップルで「彼氏はしたがってるけど、彼女はしたがらない」のは非常によくあるケース。
それで気持ちまですれ違ってしまったら、悲しいですよね？

本日は「経験の少ない彼女がどうすればセックスで快感を得て、前向きになってくれるか」について解説します。

代表してＭさん（１９歳）のご相談。

＜ブログのセックス編を拝見させていただきました。大変ためになる内容で感謝してます。

私(１９歳)は彼女(１９歳)と付き合って２年経っております。

お互いに初めての恋人で、性体験も初めてで、２年経った今でも４回しかまだ性体験をしてません。
そこで伺いたいことが２つあります。

まず１つは、性行為をした翌日に彼女が腹痛を訴えてきたのです。

未熟ながら色々調べてみたのですが、「性行為中の膣へのダメージ」が一番多い回答でした。

しかし性交中に私はほとんど動かしてない…というかお互いに慣れてないためか、彼女が強い痛みを訴えていたので、ほとんど動かさなかった。

だから「膣へのダメージ」ではないかと思われます。
具体的には何が要因と考えらますか？

２つめは、彼女が箱入りというか…自慰行為をしたことがないらしいのです。

なので「イった感覚」が自分でもわからないらしく、愛撫中に「自分がどうなるかわからなくて怖い」と言って、途中でやめてしまいます。

愛撫の段階で愛液？は分泌しているので、感じてるのは確かだと思われます。

それを克服する方法がありましたら、ぜひご教授いただきたいです。
長文になってしまい申し訳ありませんでした＞

ちゃんと彼女のことを考えてて、ええ子やねえ。
２年で４回しかできなくても、彼女に「怖いからやめて」と言われたら、ちゃんとやめてるし。

私の元には＜彼氏に「やらせてくれないなら他でやるけど？」と暴言を吐かれた＞といった女子からのメールが多く寄せられます。

だからＭさんはすごく立派だ。彼女との関係をさらに良いものにするため、ぜひこの記事を役立ててください。

まず１つめの質問ですが、＜処女はタンポンですら痛い＞と覚えていてください。

タンポンは中指くらいのサイズ。それでも痛くて入らないぐらいだから、ペニスなんて入れるだけでも超痛い。

また処女は未開発なため、愛撫されても感じにくい。

女性は愛撫で十分に感じることで、膣の入り口が開き、膣内が愛液で潤い、ペニスを受け入れやすい状態になります。

Ｍさんは「愛液の分泌＝感じてる」と考えてますが、女性は好きな人に抱きしめてキスされるだけでも、濡れるもの。濡れる＝快感を得ているわけではないのです。

…ただ女体は本当に個人差が大きいので、まれに「初体験から感じた」という女性もいます。

だから初体験で彼女が感じても「ほんとに処女なのか？」と疑ったりしないよう。
ちなみに処女でも出血しない人もいるので、これも疑ったりせぬように。

さて、Ｍさんの彼女が腹痛を訴えたのは、よくあること。
開発の進んでる私ですら、ズコバコ挿入された翌日、子宮あたりに痛みや違和感を感じることがあります。

未開発の彼女の場合、動かさなくてもペニスが入るだけで、十分に痛いでしょう。
子宮内膜症などが原因で性交痛を感じる女性もいますが、このケースはおそらく違うと思います。

念のため、産科医の宋美玄さんにも聞いてみました。
（『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』の著者。私たちは２０年来の親友で、お互いの乳首を知りつくす竹馬の友）

宋さんも「まあ慣れてないのが原因だろうね。やり慣れるしかないね」と言ってました。

やり慣れる、すなわち何度かセックスを重ねて、彼女が十分に感じるようになり、ペニスを受け入れやすい状態になれば、性交痛は改善されていくでしょう。

（女性の体はメンタルに直結しているので、彼女は「セックス＝痛いもの」という記憶から、ますます感じにくいのかもしれません。そのため、セックスにも前向きになれない）

処女の取り扱い法を述べる前に、２つめの質問に答えます。

彼女が「どうなるかわからなくて怖い」と言って、愛撫を途中でやめさせる。
あなたには酷ですが、これは「やめてもらうための言い訳」でしょう。

女性は「痛い」「気持ちよくない」と言えなくて、「怖い」と言ったりします。
若かりし頃、私にも覚えがありますし、周りの女性陣も「あるある！！」と激しく同意してました。

「彼氏が頑張ってくれてるのに悪いなと思って、『怖い』って言うんだよね、彼氏を傷つけたくなくて」

「本気で感じてる時に『変になっちゃいそうで怖い』とか言うこともあるけど、それは『それぐらい感じてる』ってアピールであって、絶対に『やめて』とは言わないもんね」

これが女性の本音です。しかしＭさんには無駄に傷つかないでほしい。
彼女が感じないのは、２人とも経験が少ないから。

彼女も自分がどうすれば感じるかわからないから（オ○ニーもしないし）、あなたに「もっとこうして」と伝えられなくて、「怖い」と言ってやめてもらうしかない。

前回の記事に＜若い頃、彼女の膣を指でピストンしたら出血してしまった＞という男性のコメントがありました。
女性読者から＜愛撫が痛くて泣いてしまって、それで彼が初めて気づいてくれた＞といったメールも寄せられます。

血や涙が出るまで我慢するのはやめよーよ！！と声を大にして言いたいけど、我慢しちゃうのよね～
それでセックスが嫌いな女子が増えるなんて、寒い時代だとは思わんか（ワッケイン）

だから男性は積極的に「痛くない？」「もっと優しい方がいい？」「これとこれ、どっちがいい？」と彼女に聞いてあげてください。
すると彼女も「正直に言っていいんだな」と気づくはずだから。

それでは、処女の取り扱い法について説明します。

処女が感じない一番の要因は「刺激が強すぎること」

未開発な肉体は、強い刺激を快感として認識できない。
たとえば膣に指を入れられると、「体内に異物が入ってくる違和感・圧迫感・恐怖感」を感じてしまう。

そんな処女を感じさせるには、

①イチャイチャの時間を長くとる

抱きしめて髪を撫でたり、優しく唇や頬や額にキスしたりして、「愛されてる・大切にされてる」と安心させて、彼女の心を解きほぐします。

②がっつかず、ゆっくり優しく丁寧に前戯

すべての女性は「勢いまかせ・力まかせにがっつかれる」ことを嫌いますが、処女は特にそういうのが苦手。

まずは耳や首筋に「そっと優しく唇をふれるよう」にキスしましょう。
ＡＶのようにズバババッ！べろべろっ！と舐めたり吸ったりするのは厳禁。

ゆっくり優しく丁寧に前戯することで、焦らし効果が高まり、女性のエロスイッチはＯＮになるのです。

③「焦らし」を意識しながら、乳を愛撫

乳の愛撫でも重要なのが「焦らし」

いきなり乳首にむしゃぶりついたりせず、まずは乳房全体をやわらかく揉むこと。
その後、乳りんを指でゆっくりなぞるなどして「乳首に触ってほしくてたまらない状態」にします。

それで十分に焦らした後、乳首をつまんだり、先端をこすったり、舐めたり吸ったりしましょう。
焦らしのひと手間をかけることで、いきなり乳首を攻められるよりも、１００倍感じるようになるのです。

④パンツの上から、栗を超ソフトに刺激 ←ここがポイント！!

処女は栗を直接触られると、刺激が強すぎる場合が多い。
「パンツの上から振動を伝える」くらいがベターです。

具体的には、パンツの上から二本指で「こする」または「タップする」

こする場合も、勢いよくギューギューやってはいけません。

力加減としては「目が疲れた時に、まぶたを押すくらいの強さ」で。
速度は「ドナドナドーナードーナー♪」くらいのテンポで。

人差し指と中指の指の腹で、「円を描くように」または「下から上に」こすりましょう。その後、彼女に聞きながら「弱→強」「遅→速」へと調整していきます。

タップする場合は、ピアノのドとレの鍵盤を「ドレドレドレ♪」と弾くように指を動かします。

力加減は、軽く肌がへこむくらいの強さで。速度は『ジョーズのテーマ』の始まり（ジャーラ、ジャーラと鮫が近づいてくる音楽）くらいのリズムで。

パンツの上から勃起前の栗を見つけるのは難しいので、「気持ちいいのはここ？」と彼女に聞くとよろしいでしょう。　

⑤膣を指で優しくほぐす

処女の場合、④の「栗への超ソフトな刺激」でオー★ガズムに達することが多いです。

まずはそれを目指して、「Ｇスポットでイカせる」といった大それた野望を抱くのはやめましょう（それはもっと開発が進んでから）

膣への愛撫は「ペニスを受け入れやすくするよう、ほぐす」のを目的にしてください。
栗で十分に感じれば、膣は指を受け入れやすくなります。その状態で、中指か人差し指を入れて、ゆっくり優しくほぐしていきましょう。

その後、ペニスを挿入します。
指にしろペニスにしろ、いきなり奥までぶっこむのは厳禁。未開発の膣は痛みを感じやすいので、いずれも「慎重に、少しずつ」行ってください。

また、サイズの不一致による性交痛もあります。
膣もペニスも形状や容積・体積がさまざまなため、サイズが合わないことはよくある。

その場合も、体位を工夫すれば解決します。
彼女の足を閉じて正常位で挿入すれば、挿入が浅くなるため、痛みを感じにくくなります。

それでも痛がるようなら、「膣内に入れるタイプのタンポン型ローション」を試すのもアリでしょう。

膣が極小の女友達が「今まで挿入は痛いだけで嫌いだったけど、あれを試して大好きになった！魔法の棒だ！！」と絶賛してましたよ。

以上、ダイジェストで書きましたが、もっと詳しく知りたい方は拙書『モタク』を参照してください。

ここまで読んで「エロ漫画やＡＶは大嘘じゃねーか」と気づいたと思います。

日本のセックス満足度が低いのは、誤った情報が氾濫していて、正しい情報が得られにく現状に問題があると思います。

その現状をすぐに変えるのは難しいので、「セックスがうまくいかない」と悩める若者がいたら、じゃんじゃん正しい知識をシェアしてあげてください。

そういう草の根的な活動によって、男女の溝を埋めていけるのではないでしょうか。

私の元には＜初体験で彼氏に「なんで感じないの？俺のこと好きじゃないだろ」と言われ、セックス嫌悪症になってしまった＞といった女子からのメールが寄せられます。

そんなバカ男に比べて、「セックスがうまくいかない、困ったナー」と私にメールしてくる若者たちは、なんと健気で可愛いことか。息子にしたいわ～

そんな若者に向けて、年長者として書いておかねばなりますまい。

セックスには妊娠や性感染症のリスクがあります。

童貞と処女の場合、性感染症のリスクは低いでしょうが、年齢が若いほど妊娠の可能性は高くなります（若いほど女性の妊娠率が高いから）

望まない妊娠を避けるためには、正しく避妊してください。

膣外射精は避妊にはなりません。カウパーの中にも精子は混じってます。「妊娠に必要な精子は１匹だ」ということをお忘れなく。

排卵日を避けるタイミング法も、避妊にはなりません。精子には１週間近く生きる強者もいるし、何より女性の周期は乱れやすい（若い女性は特に）

もっとも確実な避妊法は、彼女がピルを飲むことでしょう。
ピルは正しく使用すれば、ほぼ１００％の避妊率です（体に合ったピルを選べば副作用はほぼないし、生理痛や生理不順が改善する等のメリットも多い）

ただ彼女が抵抗を感じることも多いでしょうから、その場合は「コンドームを正しく使用して、排卵日付近のセックスは避ける」のがベターでしょう。

ネットで調べればデータが出てきますが、コンドームは１００％確実な避妊法ではなく、破れたり外れたりするリスクもあります。

万一に備えて、排卵日付近は避けることをおすすめします。
（女性が排卵日予測できる無料サイトとか色々ありますよ）

しっかりと避妊して、幸せなセックスを楽しんでくださいね！

私も女の書き手が性について書くとディスられがちですが（このアバズレめとか）、気にせず書き続けますよ！男女のすれ違いが少しでも減ることを願って。

質問や意見等あればコメントかメールくださいね。

ではでは～(^O^)／

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