ハマの妖怪名作ゲーム調査報告ファイル

PSゲゲゲの鬼太郎と妖怪の名作ゲーム調査報告ファイル

2018/12/26 20:01 投稿

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「ゲゲゲの鬼太郎」は僕がまだ人間だった頃からのヒーローだった。

思えば僕がオカルト好きになった最初のきっかけを作ってくれたのはこの「ゲゲゲの鬼太郎」であり「のんのんばあ」であり、水木しげる先生だったのかもしれない。

日曜の朝に放送していた第3シリーズはオープニングが吉幾三だった。
はじめは本当にねずみ男が歌ってるのかと思っていたのだが、あのポップなオープニングテーマは今でもよく心に残っている。

そしてエンディング。こちらも吉幾三が歌ってるんだけど、これはオープニングとは違って怖い。

僕の子供の頃にはすでにボットン便所や外便所という存在は周りにはなかったけれど、子供ながらにその古くてジメジメした日本の風景とその後ろにいる得体の知れない存在をこの歌から想像して恐怖したものだ。

夢子ちゃんも可愛かった。夢子ちゃんって今の鬼太郎には出てきてるのかな??


そんな僕が一番好きだった妖怪が子泣き爺。

なぜ、子泣き爺。

もうこの時から僕のおっさん好きは始まっていたのかもしれない。ちなみに子泣き爺はあんまり活躍しない。もうそれはキン肉マンにおけるブロッケンJrなみに。




まあ、そんなわけで妖怪である僕が故郷の霊界に送るゲーム配信として第一に選んだのが「ゲゲゲの鬼太郎」だったのだ。

「PSゲゲゲの鬼太郎」との出会い

今でこそ、インターネットが出てきて、いろいろなゲームの映像が見られる時代になったが、僕が小学生の頃は変なゲームを持ってるやつが今でいうゲーム実況と同じ役割だった。


必ず、クラスに一人か二人いる変なゲームを持ってるやつ。


Sくんもそういうタイプの人間だった。そのSくんが持っていたゲームが今回のPSゲゲゲの鬼太郎だ。

当時の記憶は妖怪になった今、すでにないのだが、これがトラウマの恐怖を自分に植え付けたのはよく覚えている。すごく怖かった。

ちなみにそれとセットでSくんの家のトイレを借りて、洗面台で手を洗っていたら、Sくんのお姉ちゃんが、口を血だらけにしながら、洗面台に抜けた歯をペッペッしていたのもトラウマだ。

というわけで「ゲゲゲの鬼太郎」を起動した。

PSゲゲゲの鬼太郎というホラーゲーム

ハード:PS

販売元:バンダイ

発売日:1997年1月24日

ジャンル:3Dオカルトアドベンチャー


この作品、まず面白いのが、タイトルが「ゲゲゲの鬼太郎」そのままなのだ。

他のゲゲゲの鬼太郎シリーズ作品は何かしらの副題がついているのだが、これはそのまま。パッケージの暗さと相まってなんだか怖い。


このゲームは3つのお話から構成されている。


・学校編

・ゲゲゲの森編

・肉人形編


学校編


今回、一番怖かったのが最初の学校編。

古い木造校舎が舞台になっていて、女の子の声で学校の七不思議噂話が冒頭に語られる感じがまさに学校の怪談を醸し出している。

主人公は女学生で、夜の学校の補習中に起きる怪現象を解決していかなくちゃいけない。鬼太郎さんに出会えるまでがまさに恐怖。素晴らしい。

夜の真っ暗な校舎はPSのクオリティと相まってめちゃくちゃ怖い。

変わり映えのない長い廊下と横にある水道、教室の机が並んでいる様。昭和から平成のちょっとジメジメした感じの学校をうまく表現している。

ネタバレがあるので、ここでは伏せるが、やっとこさ、外に出たところに出現するとある妖怪が今回一番怖かった。

例えるなら、マリオ64の深海にいる巨大ウナギ並。

シナリオのコンパクトさや舞台設定、妖怪のキャラ選、そして鬼太郎さんの安心感。

学校の七不思議など昭和末期から平成にかけて流行した学校の怪談、ジャパニーズホラーを味わえる名作シナリオといえる。


ゲゲゲの森編


第2章にあたるゲゲゲの森編は鬼太郎たちが住む、妖怪の森を探索していくものになる。

この章は怖くはなく、鬼太郎や猫娘、砂かけ婆などの往年のキャラたちの日常生活を垣間見ることができるファンディスク的な面が特徴となっている。

この章、難しい。何が難しいというと迷うのだ。

FPS視点でかつ道がたくさんあるので、どこにいったかを忘れてしまうのだ。事実、今回このゲームをプレイして、一番詰まったのがこの章だった。

例えるなら、幼い頃、放課後の帰路。

夕焼けの空の中、いつもとは違う道を一人で冒険していると、急に神隠しにあったように迷子となる。

そんな、センチメンタルな気分を味わえる章だ。


ごめん、嘘だ。そんなカタルシスはない。ただただ、面倒なのだ。

ちょっとそれっぽい文章を書いてみたかっただけだ。ごめん。


それでも、鬼太郎好きからすると、鬼太郎の家やおばけポストなど一度いってみたかった世界を体験できる。

あと、子泣き爺のすみかに驚く。子泣き爺。。。


肉人形編


最後の章は古くからある大きな家で起こる怪現象。

横溝正史シリーズのおどろおどろしい陰湿な古い日本の風習を味わえる章となっている。

この章だけ、最初から鬼太郎が登場する。しかし、あまり役に立たない。学校編ほどの鬼太郎の安心感がない。

主人公は館の長男坊でこの家で起きている怪現象を解決するために家の中を探索していくことになる。こちらは謎解きがメインになっており、時間制限もあるので、なかなかハラハラするストーリーになっている。

廊下でのイベントや最後に出てくる妖怪も相まって、インパクトはこのゲームの中で一番といえる。

最終的に解決しても、なんだか後味の悪い印象が残るシナリオもいい。

某〇〇タワーGHの千夏ちゃんのようにずっと追っかけてくる妖怪がいたら、もっと怖くなっていただろう。全てのインゲンに塩。


このゲーム、何が怖いのか??

パッケージや無印タイトルもさることながら、このゲームは冒頭にどういうゲームなのか説明が一切ないこと。そして無機質なタイトル画面。BGMの少なさ。

これらの不親切さが恐怖を煽っているような気がする。


主人公が鬼太郎じゃない!!

これがホラーゲーム「ゲゲゲの鬼太郎」としての大きな特徴。

ゲゲゲの鬼太郎のゲームなのに主人公は鬼太郎じゃないのだ。


どのお話でも主人公はあくまで一般人。

妖怪などの敵が出てきても主人公にはどうすることもできない。

なので、フラグをクリアして助けに来る鬼太郎に出会えると安心感がものすごい。特に第1章の学校編。


だけど、鬼太郎は我々人間のことが嫌いらしく、結構な率で別行動になる。鬼太郎……

その代わりといってはなんだが、目玉のおやじが仲間になってくれる。でも小さすぎるので、声のみの味方。目玉のおやじ……

ただし、一部で役に立つ。


操作性は決して良くない1人称視点

今回、プレイしてびっくりしたのが、FPS(1人称主観視点)だったことだ。

これにより、怖いものをまじまじと見つめなくちゃいけない恐怖を味わうことができるようになっている。

さらに操作性があまり良くない。不親切。

後ろを振り返るのにも一苦労だし、上下の視点移動もできない。

なので、追っかけられても、後ろを振り返ることもできず、ただただ逃げなくてはならない恐怖を味わうことができる。

これこそレトロゲーの醍醐味。


シナリオのコンパクトさとテーマ

このゲームは3つの章で成り立っている。

それぞれの章は長くても2時間ほどで攻略可能だ。


マルチエンディングや周回プレイのおまけなど、もうちょっと何かあったほうがよかったかもしれないが、物足りないシナリオがより怖い場面の鮮明な記憶を残してくれる。

また、シナリオのテーマが素晴らしい。


第1章のテーマは学校の怪談。

噂から始まるオープニングやそこかしこに出てくるほのかな七不思議。

小さい頃、誰もが通った「学校」という異空間の恐怖をしっかり表現してくれている。これは日本人じゃなきゃわからない。


第2章のテーマは妖怪と夕暮れノスタルジー浪漫譚。

小さい頃の記憶は当てにならない。もしかしら、あなたもどこかで妖怪に出会っているかもしれない。そんなトトロなノスタルジーを味わえる章になっている。


第3章のテーマは風習と閉鎖的怪異。

ジトジトした湿った恐怖感があり、ちょっとエロい感じがあるアラタカの苦手なジャンルである。怪談もこの手のお話が一番怖い。


まとめ:水木先生、有難う

故郷の霊界に向けて、日本の名作ゲームを発信するという点において、一番最初に選んだのが今回のゲームだった。




3つともそれぞれしっかりジャパニーズホラーを表現している点が鬼太郎のゲームとして名作たるものとなっている。ぜひ、日本にお住まいの妖怪のみなさまも人間のみなさまも一度プレイしていただきたい。


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