「中條さん、最後に珍しく泣いたじゃないですか。あれってどういう心境だったんですか」
生中継終了後、着替えるために移動している最中、そんなことを聞かれたが「うーん、正直よくわかんねぇな。終わったー、って思うとそんなもんだよ」とだけ答えた。本当に自分でもよく分かっていなかったからです。
(↑会員限定でタイムシフトが5月21日くらいまで視聴できます)
結婚式なんてやりたくないよねー、というところでは嫁と意見が一致しており、あぁよかった、俺は幼少期の写真をミスチルの楽曲に乗せてスライドショーで晒されたりせずに済むんだ、と安心していました。だっておかしいじゃないですか。これから前を向いて歩んでいきましょうってところで、わざわざ洟垂れ小僧の頃の写真を引っ張りだして「お前は今タキシード着て格好つけてるけど、昔はこんなんだった事忘れんなよ!!」ってなんで過去を叩きつけられなきゃいけないんですか。過去と決別したから今がある奴なんてたくさんいるでしょう。
まぁそんなわけで、世の中には 八芳園・地獄の披露宴 といった事象もあるくらいで、結婚式というもの対して全くファンタジーを抱けないまま入籍だけ済ませてしまいました。でも挙式はやりましょう、ドレスも着たいし。でもホテルでやるような披露宴は無し。そういう風にできないかな? という話になったのですが、できないなんてはずないからそれでやりましょう、と決めたのが確か8月頃。自分たちだけでプロジェクト進行するのは無理なので10月にフリーランスのウェディングプランナーを雇い、あれよあれよという間に2月は迫ってきました。ただこの僕が冠婚葬祭の進行をまともにできるはずがなく、色んな進行が後手後手に回る予想通りの展開に。その最中にやれ闘会議だ、やれゲーム祭だと、普段にもまして多忙な日々を送っておりました。というか2月はマジでキツかった……。
挙式に関しては、とあるチャペル(非ホテル管理)を押さえることができたのですが、問題は披露宴でした。件のプロレス仲間の何人かは結婚をした暁には「結婚式プロレス」興行をやっており、これは各人の個性が色濃く出た興行がとり行われることになります。通常は二次会として行われるのですが、披露宴の内容が何も決まってないならこれを1.5次会のノリでやればいいんじゃないか? という発案を嫁にしたところ「わたしは挙式が好きなようにできればいいから、披露宴に関しては元太さんの好きなようにやればいい」と言われ、この案がそのまま通りました。まぁその前段として何度かプロレス興行を見せに連れて来ていたので、そこである程度慣れていたというのもあるのでしょう。
さあいよいよ結婚式プロレスをやる時が来たぞ、と構えた時に、自分にも欲が出て「今動かせるハードスペックの全てをフル稼働したらどんなコンテンツになるだろう」という考えが頭をよぎりました。つまりニコ生という演出装置とプロレスを掛けあわせてしまえということです。と同時に、僕は日頃から仲間たちとのプロレスをしていて、ニコ生タグで言うところの「もっと評価されるべき」と思っており、これらが世に出ないまま数寄者の間でだけ共有されて終わるような文化にしてはならず、ニコ生を通して一度きっちりと世の中にアーカイブさせておくべきだという使命感にも似たようなものを感じていました。ならばこれがそのチャンスなんじゃないか。
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コメント
ホチキスにはステープル入ってますか?
痛くないですか?
あの結婚式の中條D最高にカッコよかったです(≧∇≦)
あんなセリフが言える人なかなかいません(^^)
中條D最高にかっこよかったです!!!
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