中條Dです。今回も「以前書いたか……?」というような話なんですが、もはやブロマガを書く理由が「この一ヶ月の中で自分が一番思い悩んでいたこと」を整理するためになっているので。

 諸事情で自分がディレクションの場に立つ回数が減っておりまして。「なかきた」もディレクターって感じじゃないですからね。ディレクションに関する話なんですけど、どこまで「ちゃんと」やるかという点で毎回揉めます。「Mr.ちゃんとやらない」でお馴染みの中條Dですが何度か説明した通り、パズドラのレギュラー番組をやるにあたって、ダンジョンに何が降臨するのか毎回朝になってから分かるため、現場で話し合う以外に構成を練ることができなかったところにノー台本で演出をするようになった起源があります。これが例えば1時間の番組尺を制作するのに2~3時間の収録を実施する必要があり、そこに台本が無いのをどうかしていると考えるのならばわかります。ただこちらは生放送なわけですし、ましてやゲームをやるということがメインコンテンツで、かつゲームプレイに演出など加えようがないので(むらいさんに低周波治療器を付けてパズルさせたことはありますがw)、台本を書くことがあっても僕の場合は極めて簡素なものになっています。

 もとより台本が嫌いなんですよね。あっても守らないような人が基本的に好きで、この辺は地上波で何を見て育ってきたかが30代以上だと顕著に傾向が出るのではないかと思っています。僕はフジテレビに毒されて育ってきた人間なので、たけし&さんまの思いつきで24時間テレビの中で突如「車庫入れ対決」を行うことになり、たけしがさんまの車を無断拝借してわざと塀にぶつけた事件とかが大好きです。現在放映中の「さんまのお笑い向上委員会」も必ず見ていますが、ド素人が見ても確信できるレベルで台本がありません。放送は終わってしまったけど「とんねるずのみなさんのおかげでした」も、主役のとんねるずが勝手なことばかりやっていて、台本はおそらくあるんだろうけど守ってません。どちらも収録なのにねw ただどちらも番組がアッパー系でパワフルさに溢れています。