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90年代の名作アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」にハマった7つの理由

2020/06/17 10:19 投稿

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セカンドインパクトという大災厄に襲われ、人類が激減した世界・日本。

正体不明の謎の生命体「使徒」に繰り返し襲われる第3東京市。
それに対抗するロボットのような兵器「エヴァンゲリオン」の少年少女パイロットたちと、それを取り巻く大人たちを描く。
・・・などという通り一遍の説明ではエヴァは語り尽くせない・・・!



新世紀エヴァンゲリオンにハマった理由

1)哲学と死

とにかく謎と隠喩に満ち溢れ、ひたすら人間を描き続ける、哲学的なストーリー。
ただの戦闘ものではなく、世界文学になりうるほどの壮大な世界観に打たれた。
もちろん少年・戦闘アニメとしても楽しめるが、思春期の親への葛藤、性欲も描かれていて超リアル。
さらに大人たちの思惑や、大人のどうしようもない愛憎もしっかり描かれており、ウソやごまかしがないと思った。
ちょうどこのアニメが放映された時、自分も主人公と同じ14歳だった。私は放映時には見ていなかったが、学校の同級生の間ではこのアニメと漫画の話がよく出ていたことを思い出した。
エヴァのパイロットはみんな14歳だ。人は全員14歳だったことがある。それが「僕らのアニメ」という強い作品愛に結びついたと思う。
さらに、エヴァではたくさんの人がいろんな理由で死ぬ。ほんとに、よく死ぬ。
毎話「死」を見させられるたび、なんともいえない気持ちになった。
死を美化もせず、ことさら英雄視もせず、ただどうしようもなくこの人は「死なねばならない」ことをそのまま描く。強烈な体験だった。

2)理解させない多様な「謎」

14歳の少年少女しか乗ることができない謎の兵器「エヴァンゲリオン」とは何か?
セカンドインパクトとは何か?
人間の業とは? 
親子とは?
敵である「使徒」の名前ひとつとっても、謎に満ちている。
聖書や神話からの引用が多く、簡単に理解できないところがオタク心をくすぐり、いろいろ調べたりできた。
というか一回見ただけではこのアニメ世界のほとんどのことが「よくわからない」。でも「すごい」と思える。

3)キャラクターの恋愛の魅力

どんなアニメでもキャラクターは非常に重要だが、エヴァのキャラクターたちは「汚さ」も含めて、リアル。
ドロドロした恋愛劇、倫理上許されるのか?的な愛も描いていて、めちゃくちゃかっこいいし、惚れる。
私はキャラクターの関係性で言うと、ミサトと加持さんの関係が一番好き。
大学時代からのくされ縁。最終的に立場は反対に分かれる。それでもどうしようもなく惹かれる、というのがとても憧れる。そんな相手に出会ってしまったら、地獄のようだと思うけど。
また、リツコ先生は母親と不倫していた男(ゲンドウ)のことを愛してしまう。
ミサトのセックスシーンも含め、「これ子どもも見る時間帯のアニメでやっていいのか!」という背徳的だけどリアルな愛が描かれていて衝撃だった。
とにかく、作り手たちは、どんな愛でも本物なら受け入れるという覚悟があったんだと思う。うわべだけの、「あるあるネタ」「よくある筋書」では作っておらず、(真偽は分からないけど)実際にそれを経験したからこそ描いているという感じが伝わってきた。
そもそもシンジの父親ゲンドウとシンジと綾波レイの関係なんて、もうマザコンとエディプスコンプレックスとなにもかもがぐちゃぐちゃになっていて、最高に気持ち悪い。でもそれが、人間。

4)デザインの斬新さ

私はあまりアニメを見るほうではないが、兵器「エヴァンゲリオン」と、敵である「使徒」のデザインが斬新すぎて、ひっくり返りそうになった。特に使徒は、今までの「ロボット」ものの敵ロボットとか、特撮の「ゴジラ」が倒す怪獣などを超え、現代美術というか、ラリって描いたんじゃないかというくらい、後にも先にも見たことがないくらい、気味が悪い。人間があんなデザイン思いつくか?!と毎回びっくりした。目を疑う。生理的にキモい!
エヴァンゲリオンも、今までの「ロボット」という概念を超えて、極限までスリムで生々しくてグロテスクで美しい。
あと人間のキャラクターも線が細くて、きゃしゃで可愛い。

5)政治までちゃんと描く

ガンダムもそうだと思うのだが、学校だけじゃない世界、「政治」や「組織」のことまできっちり描くからさらにリアルになる。
子ども同士の恋愛だけ、戦闘だけ、描くのではなく、上の方の大人たちのやりとり、ずるさ、汚さ、やりきれなさも一緒に描くことによって、このアニメは本物になっていると思う。見た人はきっとそれまで関心がなくとも「政治とは」と無意識の内に考えたりするようになったと思う。

6)音楽が良質

超有名なオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」が名曲中の名曲(おそらくアニメを見たことない人もこの歌だけは聞いたことがあるのではないか)なのはもちろんのこと、エンディングテーマがジャズのスタンダード「Fly me to the moon」、そして劇中でここぞという時に流れるクラシックの名曲の数々。
こういう細かいところで「本物(=正統なもの、力があるもの)」を使うことで、よりこのアニメ世界が力を増すことを身をもって体感した。
あとアニメ史上、おそらくこれ以前もこれ以後もないと思われる「無音」を使ったのも度肝を抜かれた。

7)とにかく大人が本気!

大人が大人のために作ったアニメで、というか、大人とか子どもとかもうどうでもよく、内部からの衝動、「世界はどうしてこうなのか/こうじゃないのか」が噴き上がってできた作品のように思える。
これがわかる奴は誰かいるかーーーっ?!という、作り手たちの咆哮が聞こえる気がする。

▼アニメから映画に移行する中で、キャラや世界やストーリーがいろいろ変わっていっているところもあるようだが、私としては最初に見た「アニメ版」(終わり方に賛否はあれど・・・)が一番衝撃だったし、好きだ。

一度はみんなエヴァを見て”病んで”、そして現実に帰ってきてほしいと思います(笑) これは日本の教養の一つです!!



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