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アムロ大尉のブロマガ

ダンケルク

2017/09/10 20:55 投稿

  • タグ:
  • ダンケルク
  • アムロ大尉
  • エンターテイメント
  • 映画レビュー
映画観賞価値:1300円

<あらすじ>
1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。

<感想文>
クリストファー・ノーラン監督の作品が大好きである。
バットマン三部作も、プレステージも、インセプションも、インターステラーも。
で、そんな私はこの「ダンケルク」にあまり期待を寄せていませんでした。
というのも、SFチックな作品だからこそ、ノーランのあの辛気臭さが絶妙にリアリティを植え付けてくれるわけであって

戦争の、ましてや実話ともなればノーランの辛気臭さが倍増して、かなりしんどくなるのではないかと予想したからなのです。


そして、その予想は的中しました。
マジで辛気臭い。(苦笑)

なんというか、当然の仕上がりだとは思うんです。
ただ、これは果たして万人受けするかというとそうではない。
諸刃の剣のような要素がありすぎて、人によっては傑作、ある人によっては駄作となる作品になったなぁという印象であります。

ここが諸刃①
[物語を防波堤、海、空の3場面に分け、時間軸をズラす見逃せない演出]
→[分かりにくく、物語の全貌を捉えにくい]
この作品、最大の特徴というか、ノーランらしい表現だなと感じたのがココ!防波堤での1週間、海での1日、空での1時間を同時に進行させて交差させてくるという難解かつ面白い試みがなされています。ただし、冒頭にそのテロップが出るのみで、あとは特にテロップなしでポンポン場面が切り替わります。
問題は、この展開についてこれるか。今はどこの時間軸で、どこの場面なのか。
それが分かれば面白いし、理解しがたければホントに面白くない。

ここが諸刃②
[相変わらず視聴者を追い込んでくるハンス・ジマーのBGM]
→[単調で、妙にズンときてしんどい]
ノーラン作品では定番となったハンス・ジマー作曲のBGM。ノーラン作品の盛り上がりを大いに助けているBGMは今作も健在で、秒針と共にどんどん視聴者を追い込んでくる曲調に仕上がっています。これを良しとするか、しんどいわぁと感じるかで評価が分かれるかも。

ここが諸刃③
[実話戦争モノならではの緊迫感と悲壮感と喪失感]
→[特に大胆なアクションもなく、辛気臭い暗い作品]
ノーランがこだわったとされるCGに頼らない映像の数々はもちろん、IMAXで撮影された美麗な画面や、リアリティマックスの効果音には脱帽です。それによってくる臨場感は素晴らしいもので、戦場での緊迫感や悲壮感を味わうことができます。
また、随所にやりきれない展開があり、ホントの戦争ってこういうものなんだろうなと思わせる喪失感も感じます。
ここを「リアルですごいなぁ」と感じるか「暗いし、重いわ。退屈」と感じるかでまた評価が分かれるところでしょう。


というわけで、今までのノーラン作品のような奇抜で斬新なエンターテイメント作品を期待してしまうと思いっきり落胆します。

実話の映画化って結局こんなもんで、辛気臭いし、暗い。
エンディングもなんだかやるせない。
特に大きな変化のある物語もない。
そういうものなんではないでしょうか。
その中でも時間軸をズレさせて交差させるという表現は、さすがと思いました。


ちなみに、今作は上映時間109分とノーラン作品の中では短い作品ですが、ご安心ください。


気分的には、150分観たようなしんどさですよ。(苦笑)

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